｜ いつも「アルピナを買わねば」と思うものの、なかなか購入には至らない ｜
アルピナは「B5」の細部にまで手を入れてきた
さて、BMW傘下に入ってますます勢いを増すアルピナ。
今回はアルピナ史上最強の心臓を誇る世界限定250台の「B5 GT」を発表しており、セダンとワゴンの両方が販売開始されています。
搭載されるエンジンは4.4リッターV8ツインターボ、最高出力634PS/850Nmを誇りますが、このパワーアップ（＋13PS/50Nm）につき、流量を最適化したエアインテークを装備したほか、エンジンコントロールユニット（ECU）変更、そしてブースト圧によって成し遂げられた、とのこと。
現時点では日本市場向けの価格と台数は不明
アルピナによれば、このB5 GTは「アルピナが手がける現代最高のスペシャリテ」。
現在のところ日本市場向けの価格そして割当については調整中だとされ、しかし数々のスペシャルパーツとフィニッシュによって通常のB5から大きく価格が上がるのは間違いなさそう。
トランスミッションは最新のチューニングが施されたZF製の8速ATで、高められたトルクに対応すべくソフトウェアが変更され、さらにはローンチコントロールも改良されたとアナウンスされています。
アルピナB5リムジン（セダン）の0−100km/h加速は3.4秒未満、B5ツーリング（ワゴン）だと3.6秒という俊足ぶりを誇り、さらに最高速は（紳士協定にとらわれないので330km/hという破格の数字となっています。
このすさまじいパワーと加速、スピードを受け止めるのはブレンボ製ブレーキシステムで、フロントには15.5インチサイズのローター、リアには15.7インチローターが装着されるそうですが（キャリパーは前後とも4ポット）、何とリアのほうが大きなローターを持つということになり、ブレーキバランスが（ノーズダイブを防ぐため？）リア寄りとなっているのかもしれません。
なおブレーキローターは軽量構造を持ち、耐熱性能に優れるブレーキパッドを備えることで「ダイレクトなフィーリング、サーキット走行においても安定した制動力を発揮する」と紹介されています。
重低音を奏でるアルピナ・スポーツ・エキゾースト・システムを備え、左右二本出しとなるテールパイプは窒化チタンでコーティングされて（アルピナには珍しく）ダークな色調が与えられており、20インチホイールのカラーもダークな”マロン・ヴォルチャーノ”で仕上げられています（B5 GTの専用デザインで、”B5 GT”のロゴ入り）。
このアルピナB5 GTのボディカラーは標準だと（アルピナらしい）ブルーもしくはグリーン、しかしアークティックレースブルー、ペトロールマイカ、ベルデブリティッシュレーシング、チョーク、イモラレッド、デイトナバイオレットの6色を追加で用意。
ちなみにB5 GTツーリングはB5 GTリムジンに比較してリアの車高が少しだけ落とされており、これによってリアのロールを「適切に制限」している、とのこと。
フロントセンターには立体で「ALPINA」ロゴが再現され・・・。
フロントアンダーにはいかにも高いダウンフォースを発生させそうなエアロフリックつき。
トランクリッドスポイラー、リアエプロンはボディカラー同色となり、M5とはちょっと異なるエレガントな雰囲気ですね。
アルピナB5 GTのインテリアはこうなっている
そしてこちらはアルピナB5 GTのインテリア。
標準の張り材はナッパレザーだそうですが、フルメリノレザーも選択できる、とのこと（シートにはマロン・ヴォルチャーノにて「B5 GT」のロゴ、ホワイトのアウトラインが刺繍されている）。
こちら「数量限定」にて用意されるアルピナB5 GT専用のスポーツシートだそうで、ブルーのアクセント、そしてALPINAロゴを確認可能。
そのほか、アルピナB5 GTならではの装備としては、レザー仕上げのメーターパネル、高品質なウッド製「アルピナ・ウォールナット・アンソラジット」が挙げられ、インテリアのいくつかの部位にはホイールと同じくマロン・ヴォルチャーノが用いられます。
なお、エンジンカバーにはALPINAロゴとエンブレム、そしてエンジンルーム内にはステンレス・スチール製のアルピナ・プロダクション・プレート（シリアルナンバー入り）が装着されることでいっそうの特別感を高めます。
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参照：ALPINA