BMWが今年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステの陣容を予告。ボンドカーとしても採用されたZ8の25周年を記念し「オマージュモデル」が登場しそう

｜　BMWは毎年コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステにてエレガントなコンセプトカーを発表している　｜

そしてもちろん、今年の陣容もかなり期待できそうだ

さて、BMWが5月に開催されるハイソサエティなイベント、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステに向けたプレスリリースを公開。

これによると「海洋性を取り入れたスポーティでユニークなものから二輪まで、さまざまな車両を初公開する」「新しいMモデルを発表する」「20台目のアートカーを発表する」「伝説のロードスター、Z8の25周年を祝う」。

加えてZ8を取り入れた一枚の画像を公開しており、となると昨年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステで発表された「BMW コンセプト ツーリング クーペがZ3クーペへのオマージュであったように」、現行モデルをベースとした”Z8にインスパイアされた”クルマが発表されるのかもしれません。

BMW Z8はエポックメイキングなクルマだった

このBMW Z8は1999年のジェームズ・ボンド（007）映画「ワールド・イズ・ノット・イナフ」にてボンドカーとしての役割が与えられ、劇中へと（ゴールデンアイでのZ3に続き）に登場しています。

物語終盤ではヘリコプターに内蔵されたチェーンソーによって両断されるなどポジティブな活躍が見られなかったものの（そもそもBMW時代のボンドカーは影が薄い）、それでも一定のインパクトを与えることには成功したのでは、と考えています。

デザインを担当したのはアストンマーティンでも活躍し現在は自身の自動車メーカー「フィスカー」を運営するヘンリク・フィスカーで、デザインモチーフはかつての「507」。

車体構造の多くにアルミニウムを使用し、パワフルなV8エンジンを積んだクルマでしたが、新車時にはあまり人気がなく、そのため生産台数が6,000台に満たないレベルとなっていて、しかし例によって「当時の不人気車は後の人気者」という格言を体現すべくコレクターズアイテム化しています。

そのほか、BMWはこんなモデルの発表も

このZ8に関連する「何か」に加え、BMWは「海洋性を取り入れたモデル」についても言及されており、これは高級リゾートが発表の場ということもあり、「ヨットにちなんだモデル」である可能性も。

そして20台目のアートカーについては少し前にジュリー・メレトゥとのコラボレーションによって「MハイブリッドV8ハイパーカーをベースに」製作されることがアナウンスされているので、その完成版がコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステにて発表されることになりそうです。

そのほか、伝統的にコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステにてMモデルが発表されることも少なくはなく、これはウワサされている「M4 CS」だと考えて良いかと思います。

あわせて読みたい、BMW関連投稿