
| 新スペック追加の噂と期待の次世代モデル3つとは |
次世代M2は「ハイブリッド」の可能性もあり、いまのうちにM2のラインアップを拡大しておいてほしいものである
BMWのハイパフォーマンス部門である「BMW M」が誇るコンパクトスポーツカー「M2」。
四輪駆動モデル(xDrive)の投入でファンを沸かせたばかりですが、どうやらBMW M陣営はこの小さなパフォーマンスクーペのポテンシャルをまだすべて解放しきっていないようだというのが今回のニュース。
自動車コミュニティの間で高い的中率を誇る内部情報筋によると、M2にはさらなる“新しいバリエーション”が準備されているとのことで、ファンを熱狂させる新モデルの正体につき、その内容について考えてみたいと思います。
この記事の要約
- BMWで最もコンパクトな本格スポーツモデル「M2(G87型)」に”さらなる派生モデル”追加の噂が浮上
- 信頼度の高い内部リーク情報によると、M2ラインナップの進化は四輪駆動(xDrive)化だけでは終わらない
- 登場が期待されるのは「MT仕様のM2 CS」「最速のM2 CS xDrive」「後席廃止の軽量M2 CSL」の3パターン
- 現行G87型M2の生産は2029年中盤まで続く見込みで、熟成に向けた「最後の打ち上げ花火」に注目集まる

ウワサの出処と新たなM2が登場する背景
今回のウワサの発端は、BMWの社内データベースに対するアクセス権を持つとされる『BimmerPost』フォーラムの著名メンバーによる投稿です。
M2(G87型)はつい最近”四輪駆動化”を果たしてトラクション性能を大きく飛躍させていますが、しかしBMW関係者の証言によれば「M2のストーリーはこれで終わりではない」。
もちろん、xDriveモデルの市場投入が開始されたばかりであるため、新たな派生モデルが明日明後日に登場するわけではなく、しかし現行型M2の生産期間は2029年半ばまで計画されており、つまりBMWにはモデルライフ後半に向けた熟成・高性能化を行う時間が十分に残されているというわけですね。
-
-
BMW M2が「公道走行可能なレーシングカー」に。Mパフォーマンス・トラックキットの投入が発表、そのパフォーマンスを極限レベルに引き上げる
Image:BMW | もともとBMW M2は非常に高いパフォーマンスを誇る”Mカー”であるが | 日本での発売、価格発表にも期待がかかる BMWが「M」ブランドのエントリーモデルである「M2」および ...
続きを見る
登場が予想される「3つの新バリエーション」
では、追加される“新たなM2”とはどのようなモデルなのか。
ベースとなるメカニズムを共有する兄貴分「M3」や「M4」の製品戦略を踏まえると、大きく分けて3つの可能性が浮上してきます。
【BMW M2(G87)次期派生モデルの予想まとめ】
◆ 可能性1:M2 CS(マニュアルトランスミッション仕様)
・北米で登場したM3 CSのマニュアル仕様を踏襲
・「最後のマニュアルMカー」としてのプレミアム感
◆ 可能性2:M2 CS xDrive(四輪駆動ハイパフォーマンス仕様)
・M3/M4のCSシリーズ同様、直6ツインターボ+四輪駆動の組み合わせ
・0-100km/h加速でシリーズ最速を狙う究極のトラクション
◆ 可能性3:M2 CSL(軽量・サーキット特化仕様)
・後部座席を廃止したスパルタンな2シーター構造
・マニュアル設定があれば「最後の純ガソリンMT最高峰」に

-
-
なぜBMWは”ピュアなFR”であるM2に4WD「xDrive」を設定したのか?M部門のボスが明かした“アメリカとスイス”から出された切実な裏事情とは
Image:BMW | なぜBMWはFRピュアスポーツの聖域に「xDrive(4WD)」を解き放ったのか | 4WDに対する要望は非常に強い 「BMWのコンパクトMモデルといえば、軽快にテールを振りな ...
続きを見る
1. マニュアル(MT)仕様の「M2 CS」
最も現実的とされるのが、3ペダル・マニュアルトランスミッションを組み合わせた「M2 CS」。
BMWはM3 CSにおいて北米市場等でマニュアル仕様を投入した実績があり、ドライビングプレジャーを最優先する熱狂的なファンに向けた特別なアタッチメントとして準備される可能性が考えられます。
-
-
BMWが馬力を犠牲にしてまで「MTを搭載する」という究極の選択。米国のみの限定モデル「M3 CS Handschalter」が放つ”最後のMTスポーツセダン”という狂気
Image:BMW | BMWのマニュアル・トランスミッションはハイパワーには対応が難しい | 「馬力とMT」究極の選択がいまここに 現行世代(G80型)のBMW M3のモデルライフ終了がゆっくり、し ...
続きを見る
2. 史上最速を狙う「M2 CS xDrive」
さらにパフォーマンスを研ぎ澄ませた「CS xDrive」の可能性も捨てきれず、M3セダン、M3ツーリング、M4クーペはいずれも直列6気筒ツインターボのパワーを四輪に伝えるCSモデルを展開しており、コンポーネント自体は既に揃っているため、技術的なハードルは最も低いと見られています。

3. リアシート撤去の究極体「M2 CSL」
最もファンをワクワクさせるのが「M2 CSL」の復活で、M4 CSLのように後部座席を取り払い、大幅な軽量化とエアロダイナミクスの強化を実施する可能性。
BMW M部門は「将来的にマニュアルトランスミッションを廃止していく」ことを示唆しているため、ガソリンエンジン×MTの歴史を締めくくる最高峰モデルとしてM2 CSLが選ばれる展開が十分に考えられます。
-
-
BMWの「CS」「CSL」は何を意味し、それぞれどう違うのか?時代とともに変わりゆくその意味、そのキャラクターを解説
Image:BMW | BMWは「CS」「CSL」をMモデルの”サブブランド”として活用 | それぞれ性格が異なり、それぞれの存在意義がある さて、BMWは先ほど新型M2 CSの情報を公開したところで ...
続きを見る
G87型M2のポテンシャルと試される価格設定
G87型M2は、車体骨格やS58型3.0L直列6気筒ツインターボエンジンの大部分を上級モデルであるM3/M4と共有しており、そのため、チューニングの伸び代(ポテンシャル)はコンパクトクーペの枠を遥かに超えていて、しかしパフォーマンスの向上に伴い注目されるのが「価格の上昇」。
-
-
BMW M2「Mパフォーマンストラックキット」装着車がニュルブルクリンク「クラス最速」を記録。ハードコア仕様「M2 CS」超えを達成する
Image:BMW | 記録樹立に貢献したした究極の足回りと空力の秘密とは | M2の持つポテンシャルは計り知れない BMWのハイパフォーマンスカー部門である「BMW M」において、最もコンパクトなが ...
続きを見る
すでにフル装備のM2 CSや特別な派生モデルは北米市場でも10万ドル(日本円で約1,500万円以上)の領域に足を踏み入れているため、もし仮に軽量化を突き詰めた「M2 CSL」が登場した場合、さらなる高価格帯となることは避けられません。
それでもなお、コンパクトなボディに強烈なパワーと後輪駆動(あるいは制御されたxDrive)を詰め込んだM2は「電動化が進む現代において非常に希少価値の高いプレミアム・スポーツモデルであり続けている」ことは間違いなく、そして「まだ可能なうちに」できるだけ多くの展開を行い、そして車両を市場に送り出すことで「のちのち中古市場で購入できる」余地を残しておいてほしいと願うのはぼくだけではないはずです。

結論
四輪駆動モデルの追加だけにとどまらず、BMW M部門はM2の進化の手を止めるつもりはなく、そして進化の果てがマニュアル仕様のCSか、圧倒的な加速性能を誇るCS xDriveか、それとも伝説の称号を冠するM2 CSLか──。
ミュンヘンのエンジニアたちが仕掛ける「次の一手」の正式発表を楽しみに待ちたいと思います。
合わせて読みたい、BMW関連投稿
-
-
生産終了した「絶滅クーペ」が価値高騰中。ポルシェ718ケイマンやアウディTT RS、BMW M2(初代)が現代のコレクターズアイテムへと変貌する理由とは
Life in the FAST LANE. | かつては「不人気」とされたスポーツクーペがここへ来てまさかの「人気化」 | 世の中、何があるかわからない かつては一世を風靡し、自動車メーカーの「看板 ...
続きを見る
-
-
【新型BMW M2 CS】全世界で「ほぼ即完売」。今後の価格高騰必至、はやくもコレクターズカーとしての地位を確立
Image:BMW | BMWファン熱狂。M2 CSが「瞬殺」レベルで売り切れへ | もともと「M2」そのものが非常に高く支持されている BMWが2026年モデルとして投入する新型「M2 CS(G87 ...
続きを見る
-
-
【4WD化で無敵へ】BMW「M2 M xDrive」登場、480馬力を極限まで解き放つM2初の四駆モデル。さらにはF1由来の新エンジンを搭載へ
Image:BMW | 4WD化と「Mイグナイト」エンジン搭載によって一気にそのパフォーマンスが引き上げられる | ボクにとってBMW M2は「どこかで入手せねばならない」存在である BMWのモーター ...
続きを見る
参照:Bimmer Post











