| 以前、AMGはメルセデス・ベンツとは別の会社だった |
1991年製の三菱AMGギャランの動画レビューが公開に。
「え?三菱がAMG?」という人も多いと思われるものの、現在メルセデス・ベンツ傘下にあるAMG(組織改正を受けて現在は”メルセデスAMG”という一つのブランド)は、もともと「いちチューナー」であり、メルセデス・ベンツを専門にチューンしていたためにメルセデス・ベンツが1999年に買収してグループの一員となった、という経緯を持っています。
同様のものだと、ベントレーがそのカスタムや車体制作を行っていた「マリナー」を吸収し、現在はベントレーのカスタマイゼーション部門として機能させている、という例もありますね。
あの頃はなんでもアリだった
そんなAMGですが、単独で活動していた時期にはメルセデス・ベンツ以外の車もチューンしており、そのひとつがこの「ギャランAMG」。
なお「デボネア」にも「デボネアAMG」が存在し、バブル期らしく「なんでもあり」の時代だったのだろう、ということも想像できますね。
ギャランAMGは1989年、そして1991年にも「タイプⅡ」として登場(ベースは4WDの”VR-4”)。
AMGが各部をチューンし、ホイールやエアロパーツ、トランスミッションなどが専用品となっています。
とにかくこの頃は「三菱最盛期」という感じで、贅の限りを尽くした車が多く、またAMGも異常な人気を誇っていた時期でもありましたね。
なお、この「ギャランAMG」は6代目ギャランのみに設定されており、ギャランそのものは8代目まで国内にて販売されています。
9代目ギャランは海外販売専用となり、日本国内では「ギャランフォルティス」として2007年に復活するも2015年に終売。
三菱は「ランサー」も2017年に終売としており、販売不振に伴い様々なビッグネームが消滅することに。
ちなみに「チューナーと自動車メーカーとのコラボ」は意外と多く、過去には日産(オーテック)とザガートがコラボした「ステルヴィオ」、トヨタ(モデリスタ)とザガートとのこラボによる「トヨタ・ハリアーザガート(1998)」、いすゞがビッグホーンやジェミニ、ピアッツァに設定した「ハンドリング・バイ・ロータス」、スバルとポルシェデザインとのコラボ「ブリッツェン」もよく知られるところですね。
↓日産ステルヴィオ
↓ハリアー・ザガート
↓スバル・レガシィ・ブリッツェン(これはコラボというよりはデザイン監修)
↓いすゞジェミニ・ハンドリング・バイ・ロータス
それでは動画を見てみよう
こちらがその「三菱ギャランAMG」を紹介する動画、「1991 Mitsubishi AMG Galant Type II - Tuned by AMG (USA Import) Japan Auction Purchase Review」。