| ついにメルセデスAMG ONEの市販バージョンが公開に |
メルセデスAMG 「プロジェクト・ワン」の正式名称が「ワン」となることは昨日明かされたとおりですが、今回メルセデスAMGは正式に「ONE」の画像を公開。
ちょうど一年前の発表時に用いられたのは「初期プロトタイプ」で、今回発表されたのは「ほぼ最終」のプロトタイプだと見られますが、AMG ONEはようやく公道走行テストを開始したばかりなので、ここから変更が加えられる可能性も。
思ったよりも格好良かった
なお、今回画像が撮影されているのはメルセデスAMGの本社で、これは昨日Manny Khoshbin氏が公開した画像と動画と同じ場所ですね。
この画像は「レースモード」にドライブモードが入っている状態だそうですが、フロントフェンダー上のフラップ、そして二段階式のリアウイングがフルに展開。
一方、下の方はフラップとウイングが閉じた状態ですね。
まだまだ変更の可能性はあるものの、メルセデスAMG ONEはF1マシン(W08)に積まれるのと同じ1.6リッターターボエンジンを搭載し、さらにギアボックスにひとつ、タービンにひとつ、フロントアクスル左右に一つづつ備えた合計4つのモーターにて1000馬力「以上」を発生。
エンジンの許容回転数は11,000回転、モーターはなんと50,000回転。
ただしエンジンはその代償として50,000キロごとにオーバーホールが必要とされていますが、誰もこのクルマで5万キロも走らないと思うので、そこは問題とはならなさそうです。
こちらはインテリア。
走行性能重視のマシンとはいえ、オーディオも装備されているようですね。
なお、シートは「固定式(オーナーに合わせて成形されると思われる)」で、ペダルとステアリングホイールを移動させてドライビングポジションを調整する方式を持つ模様。
「モバイル・ショールーム」も登場
今回のメルセデスAMG ONEの公式公開にあわせ、AMG ONE専用の「モバイルショールーム」も公開。
残念ながら一般に公開するためではなく、メルセデスAMG本社まで来れないオーナーのもとへ向かい、メルセデスAMG ONEのシートに座ることができる機会を設けるためのものだそう。
サイドには「The Future Of Driving Performance」の文字、中にはもちろんAMG ONE、そしてコーヒーを飲めるラウンジがあるそうです。
メルセデスAMGは動画も公開
今回、メルセデスAMGは「Mercedes-AMG Project ONE becomes Mercedes-AMG ONE」、つまり”プロジェクト・ワンが、ワンになった”という動画を公開。
おそらくは企画段階から一歩進んで現実のものとなるという意味で「プロジェクト」が取れたのかもしれません。
動画の前半ではプロトタイプの走行、後半ではルイス・ハミルトンが叫びながらAMGワンをぶっ飛ばす姿が収録されています。