| 思ったよりもイメージとしては現行Sクラスに近い?しかし細部はかなり異なるようだ |
さて、9月2日の発表が近づいてきたフルモデルチェンジ版の新型メルセデス・ベンツSクラス(W223)。
今回は最終のティーザー画像(イラスト)が公開され、これまででもっとも偽装の薄いプロトタイプを捉えた画像も公開されています。
メルセデス・ベンツは「新型Sクラスにて、高級車のありかたを再定義する」とこれについて自信を見せており、これまでに公開された機能のほかにもたくさん新機軸が盛り込まれていそうですね。
なお、この新型Sクラスについては、”ファクトリー56”と呼ばれる、メルセデス・ベンツ最新の工場で生産される第一号車となり、そのぶんメルセデス・ベンツにとっても大きな意味を持つようです。
そしてこのファクトリー56は「自動車業界でもっとも先進的な」工場だとも言われ、メルセデス・ベンツのアッパークラス、ミドルクラスのクルマが(Sクラスに続き)この工場にて生産されることになる、とのこと。
最新スパイフォトからはフロントアンダーのデザインが明らかに
そして今回公開されたスパイフォトを見るに、カモフラージュされている範囲は非常に小さく、フロントだとヘッドライトまわりやボンネット上のエンブレムくらい。
フロントバンパー下部は「丸見え」状態となっています。
これを見るに、現行Sクラスの「ワイド」なイメージに代えて「スマート」さを強調しているように思われ、フラッグシップに相応しい落ち着きを見せているようにも。
フロントグリルは新型Eクラスに近い7角形を持ち、ロワーグリルはやや天地が圧縮されたように感じられ、クロームのトリムもややスリムになったように思えます。
フロントフェンダーの主張がやや抑えられることで全体的には塊感の強いデザインを持ち、ドアハンドルもフラッシュマウントとなったことでいっそうの滑らかさを強調しているかのようですね。
サイドのプレスラインも緩やかになり、ルーフラインとともに「丸み」が感じられるシルエットに。
ドアアンダー、リアバンパーサイドのメッキモールはより立体的な形状を持つようです。
おそらくはリアが最も大きな変化があるセクションだと考えて良さそうですが、まずテールランプがトランクリッドにまでまたがる「片側二分割」になるものと思われます。
つまるところ今までの「縦長」テールランプが「横長」となるのだということで、これも新型Eクラスと同様の変更ですね。
そしてリフレクターの位置がこれまでに比較してかなり上の方にまで移動させられ、そのほかテールパイプとその周辺の加飾は現行Sクラスと同じように見えるものの、フロント同様「上品に、ちょっと小ぶりに、そしてワイドよりも中央に寄せられた」という印象です。
参照:Motor1