EクラスもこれでV8とはお別れなのか・・・。日本市場向けにメルセデスAMG E63 S 4MATIC+ファイナル・エディションが50台のみ、2447万円にて販売開始

｜　大排気量、マルチシリンダーを誇ったAMGもひとつの転換期を迎えようとしている　｜

今後、メルセデスAMGは「新しい価値」を追求することになるだろう

さて、メルセデス・ベンツは2021年5月に「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+ファイナル・エディション」を世界限定999台にて発売すると発表していますが、今回メルセデス・ベンツ日本が「日本への割当は50台」「価格は2447万円」と発表。

仕様は1種類のみに絞られ、ボディカラーはマット仕上げのグラファイトグレーマグノ、インテリアカラーはチタニウムグレーパール/ブラックにイエローステッチ入り。

なお、受注は12月22日より開始されており、納車も12月22日から開始されるとのことですが、とくに「抽選」といった販売方法がアナウンスされていないので、おそらくは早いもの勝ちなのだと思われます。

ちなみに50台のうち右ハンドルは25台、そして左ハンドルが25台用意される、とアナウンスされています。

「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+ファイナル・エディション」はこんなエクステリアを持っている

メルセデス・ベンツ日本によれば、現行Eクラスは販売開始の翌年である2017年に輸入車販売台数4位、2018年にも5位に輝いており（そんなに売れていたのか・・・）2020年のフェイスリフト（マイナーチェンジ）後にも順調なセールスを記録。

そしてもちろんE63はこのE63クラスのハイパフォーマンスモデルということになりますが、最高出力612馬力、0−100km/h加速3.4秒を誇るハイパフォーマンスセダンでもあり、E63 S 4MATIC+は「S」バッジが示すとおりにそのラインナップ中「最高峰」」に位置します。

今回メルセデス・ベンツはこのE63 S 4MATIC+に最終記念限定モデルを設定するにあたり、カーボンファイバー製のパーツやサイドデカールなどを付与し、さらに20インチAMG鍛造クロススポークホイールやAMGカーボンセラミックブレーキ、AMGロゴプロジェクター、AMGエンブレム（Cピラー）等を装備。

全体的にダークな色調を持っており、日本のメルセデスAMGファンにはかなり好まれそうな仕様を持っていると思います。

「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+ファイナル・エディション」はこんなインテリアを持っている

そして「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+ファイナル・エディション」のインテリアはAMGナッパレザー（チタニウムグレーパールとブラックのコンビ）でカバーされ、センターコンソールには999台限定のうちの一台であることを示す「FINAL EDITION1 of 999」と刻まれたバッジが付与。

パイピングやステッチにはイエローが採用され、AMGパフォーマンスステアリングのステッチもまたイエロー。

さらに随所にはカーボンファイバーがあしらわれ、一方ではパノラミックスライディングルーフを採用するなど快適性も追求されています。

メルセデスAMG E63 S 4MATIC+ファイナル・エディションの特別装備としては、上にあげたほかに「AMGナイトパッケージ」「ブラックAMGイルミネーテッドステップカバー」、加えて「AMGインドアカーカバー（AMG E 63 S FINAL EDITIONロゴ入り）」といったものがあり、カーカバーが付属するあたりは”コレクターズ向け”ということなのでしょうね。

なお、メルセデスAMGは今後多くのモデルでV8を捨てて4気筒へと移行することになると思われますが、たしかにこのメルセデスAMG E63 S 4MATIC+ファイナル・エディションは「V8最後の（Eクラスの）AMGモデル」として後世に残る高い価値を維持することなるのかもしれません。

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