ポルシェのリコールは基本的に少ない
ポルシェジャパンが「パナメーラ」に関しリコールの届出。
要は「シートベルトを装着していても、未装着警告灯が消えない」という不具合です。
ポルシェはリコールの回数が少なく、またその内容も軽微な場合が多いことで知られますが、今回のリコール内容ははじめて見るもの。
プログラムの書き換えのみで対応終了
ポルシェ・ジャパンによる届出の内容は下記の通り。
座席ベルト非装着時警報装置において、運転席シートベルトバックルの状態を監視する制御プログラムが不適切なため、特定の状態でエンジンを始動した際、シートベルトを装着しているにも関わらず、当該警報装置が消灯しない。そのため、保安基準第22条の3の基準に適合しない。
なお、対策としては「全車両、座席ベルト非装着時警報装置の制御プログラムを対策プログラムに書き換える」としており、物理的に大きな修理を伴わないようで、オーナーにとっての負担も少なそうです。
本件に関しての不具合件数は2件で、本国からの通達によって問題が明らかになったとのこと。
対象台数は合計で463台、これによる事故発生は0件となっています。
対象となるモデルは下記の通り。
形式:ABA-G2H29A 輸入期間:H28/11/6~H29/7/24 対象:215台
形式:ABA-G2H29AX 輸入期間:H29/6/23 対象:1台
ポルシェ・パナメーラ・ターボ
形式:ABA-G2H40A 輸入期間:H28/10/24~H29/7/24 対象:109台
形式:ABA-G2H40AX 輸入期間:H29/6/23~H29/7/13 対象:8台
ポルシェ・パナメーラ
形式:ABA-G2H30A 輸入期間:H29/4/13~H29/7/24 対象:85台
ポルシェ・パナメーラ4
形式:ABA-G2H30A 輸入期間:H29/4/7~H29/7/24 対象:19台
形式:ABA-G2H30AX 輸入期間:H29/6/23 対象:1台
ポルシェ・パナメーラ4 Eハイブリッド
形式:ALA-G2H29A 輸入期間:H29/6/27~H29/7/24 対象:23台
形式:ALA-G2J29A 輸入期間:H29/9/14~H29/9/19 対象:2台
あわせて読みたいポルシェのリコール関連投稿
ポルシェがパナメーラ/カイエンをリコール。カムシャフトに問題があり最悪はエンジン停止
ポルシェ・マカンにリコール。燃料ポンプの不具合にて国内6278台が対象に
ポルシェ911/718ケイマン/ボクスター85台にリコール。エアバッグ不発の恐れ
ポルシェ918スパイダーが5度目のリコール。アメリカでは販売した車ほぼすべてが対象の大規模な内容