| 実際に投入されれば高い戦闘力を発揮しそう |
デザインスタジオ、Arian Designの作成した「ポルシェ・ケイマンRSR」。
ポルシェは伝統的に「レース専用モデル」に対してRSRの称号を与えており、このケイマンRSRもはやりレース用モデルのようですね。
なお、「RS」は「Renn Sport(レン・シュポルト、英語だとレーシングスポーツに該当)」を意味すると言われますが、そこにおそらく「レーシング」をあらわす「R」の文字がさらに加わっていることでも分かる通り、「レースのためだけ」に存在するモデルだと言えそう。
「RSR」はポルシェのレーシングモデルのみに冠される称号
現在ポルシェにラインナップされている「RSR」は「911RSR」のみで、もちろんこれは純然たるレーシングカー。
ポルシェ911RSRの紹介(ポルシェ・ジャパンによる)はこちら。※その前のモデルはこちら
この「911RSR」最大の特徴は「ミドシップ」ということで、本来RRである911をミドシップ化しているわけですね。
この理由としては「重量バランス」改善がメインではあるものの、これによってサスペンションのジオメトリ、リアディフューザー設計の自由度が増したとされ、結果として大幅に戦闘力アップ。
この結果を受けて「ロードモデルの911もミドシップ化される」という噂も出たほどですが、次期911(992)のスパイフォトを見る限りではまだまだリヤエンジンを継続しそう。
そういった経緯もあってか、この「ケイマンRSR」はミドシップ特有とも言える大きなディフューザーを持っており、なかなかによく考えられたレンダリングだと言えそうです。
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