| ポルシェ911Rはポルシェが顧客のアイデアをパクった? |
ポルシェ911Rは「億」というプレミア価格をつけたことで一気に有名になりましたが、911R発売をポルシェに働きかけたのはジェリー・サインフェルド氏である、という話が浮上。
ジェリー・サインフェルドって誰?ということになりそうですが、ジェリー・サインフェルドはアメリカのコメディアンで、ポルシェコレクターとしても非常に有名。
ポルシェGT部門のボスが語る。1億円で取引される911Rについて「投機商品ではない」
これだけあるよバリーション。世界中からポルシェ911Rのボディカラーやストライプを紹介
ポルシェ911R発表。911系最軽量の1370キロ、最高速はGT3RS以上
ポルシェコレクターの提案が元ネタ?
日本ではさっぱり馴染みのないジェリー・サインフェルド氏ではあるものの、2015年には43億円を稼ぎ、「もっとも稼いだコメディアン」としても報道されており、同時に億万長者としても知られます。
なお、過去にも何度かそのコレクションを競売に出していて、その内容はいずれも希少車ぞろいとなっており、とくに最近オークションに出品した15台は合計で25億円ほどに達した、とも報じられています。
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そのジェリー・サインフェルド氏ですが、10年ほど前にポルシェに対して911Rのアイデアを示したとしていて、当時の様子を「Spike’s Car Radio」が放送。
これによると、ゲストに招かれたジェリー・サインフェルド氏語るところでは「当時ワンオフの911が欲しいとポルシェの開発担当に話をし、役員まで話が進んだが、それは断られた。しかしどうだ、しばらくして登場した911Rは私が示したアイデアそのものだった」とのこと。
加えてリアウイングレスもジェリー・サインフェルド氏がポルシェに提示したアイデアだったそうで、彼が求めたのは「スーパーライトウエイト、ウイングレスの911GT3」であった、と語っています。
実際のところどうだったのかは知る由もありませんが、ジェリー・サインフェルド氏としては(公の場でこういったことを語るということは)あまりいい気がしていないのは事実かもしれませんね。
加えて同氏がコレクションを処分したことについて「ポルシェへの忠誠心を失った」ことの表れだとすると、ポルシェとしても大きなロイヤルカスタマーを失ったということになりそうです。