| さすがドイツ人はやることが過激 |
マンハートが珍しくポルシェ911のチューン、その名も「マンハート911ターボ」を公開。
ベースとなるのは911(991.2)ターボですが、もともと540馬力を発生する3.8リッターツインターボエンジンをなんと680馬力にまでパワーアップ。
ノーマルから140馬力向上し、あの911GT2RSにわずか20馬力届かないだけですが、マンハートはこれを「ECU変更とエキゾーストシステムの変更」だけで達成してしまったというので、ポルシェ911のポテンシャルたるや恐るべし、というところですね。
140馬力アップでも0-100キロ加速は0.1秒しか削れない
なお、このパワーアップによる最高速の向上(ノーマルだと319km/h)は公表されておらず(簡単にはテストできない)、しかし0-100キロ加速は0.1秒速くなって2.9秒へ短縮されている、と主張。
140馬力アップしても0.1秒しか速くならないのかとも思うものの、911GT2RSであっても0-100キロ加速は「2.8秒」なので、このあたりはパワーどうこうではなく、物理的な「限界」なのかもしれません。
外観だとフロントスポイラーが装着され、マンハート得意の「ブラック&ゴールド」の外観に。
サスペンションは30ミリ落とされ、ホイールはテックアートのフォーミュラIV(21インチ)へと交換済みとなっています。
マンハートはこんなチューナー
なお、マンハートはドイツのチューナーだけあってBMWやメルセデス・ベンツが得意。
最近もBMW M5を723馬力までチューンした車両を公開していますね。
X6だとさらに高い823馬力にまでガッツリとチューンしており、まさにチューニング内容は過激そのもの。
まさにドイツならでは、質実剛健なぶっ飛びチューナーだと言えそう。
911ターボはチューナーにとって格好のターゲット
なお、ポルシェ911ターボはそのポテンシャルの高さからか、各チューナーにとっては「見逃せない」存在。
ゲンバラはなんと870馬力の「Gemballa GTR 8XX Evo-R BiTurbo」を公開し、これは0-100キロ加速は2.3秒という異次元っぷり。
エド・コンペティションは677馬力、0-100キロ加速2.7秒というスペックのチューンド911を公開しています。
いずれの911も「外観はほぼ変わっていない」のが特徴ですが、ドイツのチューナーは「外観そのままで中身はカリカリチューン」というパターンが多いようです。
マンハート911ターボの走りは動画でも確認できる
マンハートはチューンした911ターボについて動画を公開しており、その細部のみならず走行する様子も確認可能。