| ポルシェが”入手可能なカタログパーツ”のみでレストアした911を限定販売 |
ポルシェ・グレートブリテンがNECクラシック・モーターショーにレストアされたポルシェ20台を出展する、と発表。
ポルシェ911はじめ986世代のボクスター、944などの後輪駆動モデルが含まれ、それぞれの個体はポルシェ918スパイダーのみに許された特別塗装色「リキッドシルバー」にペイント。
レストアにおいてはポルシェの純正パーツ、そして入手可能なカタログ掲載パーツのみが使用されている、とのこと。
なお、ポルシェ・グレートブリテンはレストアに力を入れているのか、これまでにも911をレストアし、過去にゆかりの深いカラーにペイントしたり、
https://intensive911.com/?p=128326
希少なレーシングカーもレストア済み。
https://intensive911.com/?p=64536
そのほか、930世代の911タルガをレストアし、メーターも「0」に戻して完全に新車として販売したことも。
いずれの車両も「特別なカスタム」済み
なお、今回のプロジェクトはポルシェの「70周年記念」を祝うものだそうですが、これら20台は「リキッドシルバー」のボディカラーなど、当時存在しなかった仕様を盛り込んでいることも大きな特徴。
このボクスターだと当時は設定されていなかったブラックのホイール、ブラックのAピラー/ドアミラー、ブラックのサイドエアインテークカバーを装着。
ぼくはこの世代のボクスター(986)に乗っていたことがありますが、「もうレストアの対象なのか」と思うとちょっと感慨深いものがあります。
さらに内装についてもカスタムが施され、こちらの911はステアリングホイールに「PORSCHE」のエンボス。
シートの座面/背もたれにはこんな感じで「PORSCHE」文字。
ポルシェ「ドライバーズ・セレクション」にて販売されるリモワ(スーツケース)の内張でこんな感じのものがありますね。
なお、ポルシェ・グレートブリテンはこれら20台を販売すると述べており、購入希望者はクラシックカー・モーターショー開催中に登録を受け付ける、とのこと。
加えてポルシェ・グレートブリテンは986ボクスターSをレース仕様にカスタム&レストアした「レストレーシング」モデルも数台展示する、と公表。
これはボクスターの登場20周年を記念し、ポルシェが過去に走らせたレーシングカーのカラーリングを身にまとうようですね。
なお、最近はレストアがてら車両を同時にモディファイする「レストモッド」、そして今回の「レストレーシング」など新しいレストアの楽しみ方が広がっており、今後もレストアについては様々な可能性が示されることになりそうです。