| 日産はSEMAに5台のカスタムカーを展示。目玉は400馬力のフェアレディZ |
日産もカスタムカーの祭典、SEMAショーへとカスタムカーを展示。
今回はフェアレディZ、キックス、3パターンのカスタムが施されたタイタン(トラック)ですが、やはり気になるのはフェアレディZ。
これはサーキット専用モデルとなり「クラブスポーツ23(Clubsport 23)」と命名されたもの。
ゴールは「現在入手できるパーツで日産モータースポーツのパフォーマンスを再現するもの」だとされ、実際にこれと同じクルマをアフターマーケットパーツにて再現できるのだと思われます(ワンオフパーツもあるものの、追って市販化が検討されているとのこと)。
なお、「クラブスポーツ23」の「23」が何を意味するのかは公開されていませんが、やはり「ニッサン」なのかもしれません。
使用しているパーツは「ビルダーズキット」として発売予定
この「クラブスポーツ23」は2012年式のフェアレディZ(370Z NISMO)をベースとしており、もともとのVQ37VHR(3.7リッター350馬力)エンジンを400馬力を発生するVR30DETT(3リッターV6ツインターボ)へとスワップ。
トランスミッションはマニュアルとなりますが、マニュアルとVR30DETTとが組みあわせられるのは「初」で、これを担当したのはMAモータースポーツ。
さらにニスモ製のLSDが組み合わせられている、と発表されています。
そのほかはAMSパフォーマンス製エアインテーク、Z1モータースポーツ製ブローオフバルブ、やはりMAモータースポーツ製のエキゾーストシステムを装着。
なお、このエキゾーストシステムは「ナンバープレート両脇」から排気を行うこととなり、よってリアディフューザーのデザインにおける自由度が増すとともに独特のルックスを醸し出しています。
もちろんパワーアップに対応するためブレーキ容量も拡大され、ブレーキパッドはニスモHCストリート/トラックブレーキパッド(近日発売予定)、Z1モータース製の2ピースブレーキローター、NISMO製ステンレスメッシュホースが採用に。
サスペンションについてもリリースされたばかりのニスモ製パーツを使用しているほか、補強パーツもニスモ製。
ショックアブソーバー自体はKW、スプリングはアイバッハとのこと。
なおホイールはレイズ製だそう。
ボディパーツとしてはニスモ製をベースにAPR製ハニカムカーボン・フロントエアダム、セルボン製カーボンファイバーフロントフード等が装着され、リアバンパーはワンオフ品。
ニスモ製カーボンミラー、ピラーガーニッシュも取り付けられているようですね。
インテリアもやはり既存パーツでカスタム済み
そしてクラブスポーツ23のインテリアも現存するパーツでチューン。
シートはスパルコ、シートベルトもスパルコ、ステアリングホイールもスパルコ製。
センターコンソールやドアインナーパネルに用いられるダイヤモンドステッチは初代フェアレディZ(240Z)に採用されていたものをイメージしたとのことで、こちらはMAスポーツによるものだと公開されています。
日産はDJ仕様のキックスも展示
日産はSEMAに「キックス・サウンドマシーン(Kicks Sound Machine)も展示。
すでに公開され受賞履歴もあるそうですが、BOSEとのタイアップにて作られており、外部に向けたスピーカー、そしてカスタムハウジング、DJプレイ用のミキサーやターンテーブルがその特徴です。
VIA:NISSAN