さて、ポルシェが自社のパーソナリゼーション部門、「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」にてカスタムした911ターボSカブリオレを公開。
先日は”インディアンレッド”にペイントされた911ターボS”クーペ”を公開していますが、今回は”カブリオレ”だけあってエレガントな仕上がりが特徴です。
ボディカラーは「クレヨン(+452,223円)」、そしてインテリアカラーは「ボルドーとクレヨンのツートン」。
なお、インテリアカラーについて、通常オプションの範囲内で選べるのは「ボルドー単色(追加0円)」もしくは「ボルドーにクレヨンステッチ(追加0円)」。
つまりこの画像の「ボルドーとクレヨンとのコンビ」は(通常では)選ぶことができず、ここが特別ということになります。
細部に至るまで特別仕様
さらに細部を見てゆくと、ボルドーレザー部分にはクレヨンのステッチ、そしてクレヨンレザーにはクレヨンステッチ。
シートにはパーフォレイト(穴あき)加工が施され、アームレストには「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」のエンボスロゴ入り。
トップにもボルドーが選択されており、内外装は「クレヨンとボルドー」に統一されているということになりますね。
テールランプに「クリア」を採用して色味を排除しているのも趣味がよく、ホイールをシルバーのままにしてコントラスト薄めにしているところもなかなかナイス。
ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥアでは「およそ何でも」可能
ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥアは、上述の通りポルシェのパーソナリゼーション部門。
新車注文時に様々な内容のオーダーが可能であり、最初の「911ターボS」はポルシェ・エクスクルーシブ製(つまりな内外装だけではなくエンジンまで弄れる)で、「フラットノーズ」もまたポルシェ・エクスクルーシブ製。
ポルシェのクラシック&パーソナリゼーション部門を管理するアレクサンダー・ファビッグ氏によると、「現在、パーソナリゼーションはポルシェにおいて重要な役割を果たし、90%の911は顧客によってオーダー時にカスタムされており、25%の顧客がエクスクルーシブ・マヌファクトゥアを通じて注文を行っている。そして今回、我々は新たにレザーインテリアの選択肢を広げ、約700ものオプションを追加してゆく」とのこと。
まず追加されたのは”4つのカラーコンビネーション”だとしていますが、今回画像が公開された「ボルドー×クレヨン」がそのうちのひとつなのでしょうね。
なお、ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥアでは、あまりに多くのオプションを用意しているためか「何を選ぶべきかわならない」という人も多数いる模様。
そういった人々のためには専任のコンシェルジュも用意してくれるそうですが(おそらく有料)、今後さらにポルシェはこういった「カスタムの幅」を広げることになりそうです。