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新型ポルシェ・マカンEVはこうなる?ティーザー画像をベースにした予想レンダリングが公開。これが新時代のエレクトリック・ポルシェの顔つきだ

2022/11/21

新型ポルシェ・マカンEVはこうなる?ティーザー画像をベースにした予想レンダリングが公開。これが新時代のエレクトリック・ポルシェの顔つきだ

| 残念ながら新型マカンEVの発売は2024年まで「延期」 |

おそらくは現行「ガソリン」マカンとはかなり印象の異なるクルマになりそうだ

さて、先日は「トップレンジの出力は603馬力」という新しい情報がもたらされた新型ポルシェ・マカン”EV”。

ガソリンエンジン搭載版のマカンの駆動方式が4WDのみであるのに対し、マカンEVでは後輪駆動が用意されるというコメントも出されており、そのスタイルのみではなく性質も(ガソリン版のマカンと)大きく異なることになるのかもしれません。

そこで今回、ロシアのカーメディアKolesaが(先日リリースされたマカンEVのティーザー画像をもとにした)マカンEVの予想レンダリングを作成していますが、例によって「当たらずとも遠からずなんじゃないか」という印象。

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マカンEVの発売は2024年まで延期

ポルシェが最初にマカンEVについて言及したのは22019年2月のことで、その際の予定では「2021年に発表、2022年中に生産開始」。

ただしつい最近の報道だと、ポルシェ属するフォルクスワーゲングループのソフトウエア開発会社、カリアッドによる車載ソフトウエア開発が遅れており、そのためマカンEVの発売は2024年にまで延期されたと言われます(ポルシェも遅れについては言及しており、ただし現時点では具体的な発表時期などにもついては触れていない)。

さらに言えば、カイエンのEVバージョン、718ボクスター/ケイマンの後継モデルに当たるエレクトリックスポーツカーの発表もこの影響を受けて発表が延期されることになり、同じくフォルクスワーゲングループに属するベントレー、アウディのEVもやはり発売が延期される、とも。

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新型マカンEVはこんなクルマに?

それはさておき、今回公開された新型マカンEVの予想レンダリングを見てみると、ヘッドライトはタイカンやミッションRコンセプト、そして最近目撃されたピュアエレクトリック版718ボクスターと同じ「横長」。

ポルシェは電動化への以降とともに「カエル顔」をついに捨てるということになりますが、これはこれでけっこうイイ、と思います。

フロントバンパー内の開口部はおなじみ「長方形ベース」で、こちらは現行911やカイエンなど、ガソリン車と同様のイメージをもたせています。

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おそらくボディサイドについては新しい特徴が与えられることはないと思われ、しかしフェンダーアーチは(ティーザー画像を見る限り)このレンダリングよりもちょっとだけ立体的になる可能性も。※ドアハンドルはおそらくフラッシュマウントを採用するものと思われる

そしてサイドウインドウのグラフィックは慎重に(プロトタイプでは)隠された状態ですが、もしかするとこれはマカンとは異なる「新しい」形状が付与されるもしれません。

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リアはおそらくマカンよりも「クーペ」風スタイルを採用するものと思われ、しかしこの予想レンダリングのようにLEDライトバーを採用するのは間違いなさそう。

なお、テールパイプがなくなることでリアバンパー周りの処理も大きく変わってくるんじゃないかと思われますが、このあたりはポルシェも厳重な偽装を(プロトタイプにて)行っているので予想しづらい状況となっています。

新型マカンEVについては、アウディとポルシェとが共同にて開発したPPEプラットフォームを採用することになり、800Vアーキテクチャ採用、そして270kWh以上の急速充電に対応し、バッテリー5%の状態から80%までに充電するのにかかるのはわずか25分。

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トップレンジは上述のとおり603馬力、トルクはなんと1,000Nm、駆動方式は4WD、前後重量配分は前後で48:52だと言われます。

そのほか不等長コントロールアーム式フロントサスペンション、マルチリンク式リアサスペンション、最大22インチホイールの採用、さらに2バルブダンパーを採用して快適性を向上させ、高速走行時には車高を下げて空力特性を改善するといった情報も。

加えて最大5度の舵角を持つリアアクスルステアリング、リアには電子ロック式ディファレンシャルを装着するといい、オンロード、オフロード両方において高い走破性が期待されます。

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参照:Kolesa

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