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ポルシェデザインが新作「クロノグラフ1ユーティリティ」発表。ポルシェデザインとしてははじめて「クルマと無関係」のテーマを持つ珍しいモデル

2023/10/14

| これまでのポルシェデザインの腕時計はいずれもポルシェのクルマと密接に結びついていたが |

今回のクロノグラフ1ユーティリティのテーマは「ミリタリー」「アウトドア」

さて、結構な勢いにて腕時計を発売しているポルシェデザイン。

これだけの種類が発売されているところを見るに、すなわち”売れている”という事実を表していると考えて良さそうですが、今回は今までの「モータースポーツ」とは少し毛色の異なる「ミリタリー / アウトドア路線」の新作を発表しています。

そして今回の新作腕時計は、ポルシェデザインが1970年代に提供したオリジナルの「ミリタリー クロノグラフ」へのオマージュとしてデザインされたのだそう。

ポルシェデザイン「クロノグラフ 1 ユーティリティ」はこんな腕時計

この腕時計は「クロノグラフ 1 ユーティリティ」と命名されており、軽いだけでなく優れた耐傷性と低刺激性を備えた炭化チタンで作られていますが、「 特定のポルシェ製スポーツカーと関係のない素材を使用したポルシェデザイン初のクロノグラフ」。

つまり、これまでの腕時計はポルシェの各モデルにちなんだ素材を使用していたものの、今回の「クロノグラフ 1 ユーティリティ」は素材にしてもデザインにしてもポルシェのクルマとは全く関係性を持たない、ということに。

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Porsche-Design (4)

COSC認証を取得した自社製クロノグラフキャリバー「WERK 01.240」、そして素早い始動、停止、リセットを可能にするフライバック機能、インスピレーション元の腕時計同様にマットブラック文字盤を採用しており、「モータースポーツ活動だけでなくアウトドアやウィンタースポーツにも使用できる」という珍しい触れ込みを持つ一本です(カイエンとのコラボレーションを行えばよかったのかもしれない)。

なお、画像ではちょっとわかりにくいものの、文字盤の4時と5時との間には「叫ぶマーモット」の顔がプリントされており、これはオマージュ元であるミリタリークロノグラフに用いられていた「トラの顔」へのオマージュなのだそう。

Porsche-Design (2)

加えて、マーモットの上にはオーストリアのピンザウに生息するマーモットの口語名である「マンケイ」という文字が記されているそうですが、ポルシェは意外と動物が好きなのか、「ダックテール」「ホエールテール」「ピンクピッグ」といったニックネームを自身の車両やデザインに与えたことがあり、かつ「マカン」「ケイマン」もまたそれぞれ動物に由来する車名でもありますね(それぞれトラとワニに由来)。

加えて最近のポルシェのコンセプトカーには「恐竜」「イノシシ」のステッカーが貼られていることも明かされています。

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そのほか、1970年代のオリジナルのミリタリー クロノグラフへのオマージュが多数見られ、元祖ではその素材として「3H」と記されていた部分に「Ti(チタン)」の文字が記されるというのもその一部。

そして上述のマーモットしかり、「当時そのまま」ではなく現代のポルシェのデザイナーによるアレンジが加えられているのがなんとも面白いところです。

Porsche-Design (3)

ポルシェデザインは、オリジナルのミリタリークロノグラフと同様のレザー ストラップ、もしくは購入者の希望に応じてカーフスキン製のストラップ(スレートグレー)のいずれかをセットするとアナウンスされており、これに加えてホワイトのテキスタイル ストラップも付属するのだそう。

この新しいクロノグラフ 1 ユーティリティは250本のみの限定生産となり、価格は13,000ドル(現在の為替レートにて約195万円)という設定です。

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