| まさにポルシェのカスタムにおける可能性は「無限」である |
ボディカラーや「タータンチェック」、フックスホイールのカラーリングが再現される
さて、ポルシェがドバイにて「アイコンズ・オブ・ポルシェ」を開催し、そこで「ポルシェ創業者、フェルディナンド・ポルシェの娘であるルイーズに贈られた”生産第一号”911ターボ」にインスパイアされた最新世代(992)の911ターボを発表。
これはポルシェのパーソナリゼーションプログラム、エクスクルーシブ・マヌファクトゥアの中でもさらに特殊なオーダーを受け付ける”ソンダーヴァーシュ(ドイツ語で「特別な願い」を意味)”を通じて作られたもので、細部に至るまで当時の「911ターボ No.1」を再現しています。
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ポルシェ911ターボ「No.1」はこんなクルマ
上述の通り、ポルシェ911ターボ「初の」車両、つまり生産第一号はフェルディナンド・ポルシェの娘、ルイーズ・ピエヒ(結婚してピエヒ姓となっている)へと贈られたsこの「911ターボNo.1」。
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1974年に製造されていますが、市販モデルといくつかの相違があり、たとえば「ナローボディ」を持つのもそのひとつ(ただし特徴的なターボウイングが装着され、もちろんこのウイングもこの車両によってはじめて世に送り出されている)。
そのほか内装はルイーズ・ピエヒの指定によって「タータンチェック」が用いられ・・・。
フロントグラスには「アルプスの景色を楽しみたい」という理由でグレーバンドやティントが入らず(つまり完全な透明)、エンジンフードには「Turbo」の文字を入れずに「Carrera」バッジが装着されています(これらもルイーズ・ピエヒの指示である)。
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ポルシェ中東およびアフリカ担当CEO、マンフレッド ブライアン氏によれば「この非常に特別なクルマは、私たちのポルシェ パーソナライゼーション プログラムで何が可能であるかを示すだけではありません。このプロジェクトのインスピレーションとなった911ターボ No.1を振り返ると、勇敢で先駆的なポルシェ スピリットも浮き彫りになります」。
そしてこちらが911ターボ No.1をイメージした現代の911ターボ。
ボディカラーやボディサイドのタータンチェック、ホイールのカラーリングは911ターボ No.1同様ですが、リアフードの「Turbo」文字など、一部に(おそらくは意図的な)相違が見られます。
アイコンズ・オブ・ポルシェはこんなイベント
このポルシェ911ターボ No.1、992世代の911ターボが展示された「アイコンズ・オブ・ポルシェ」について触れてみると、これは今回で開催3回目となる(ポルシェ公式の)ファンミーティングで、今年はポルシェがスポーツカーの生産を開始してからの75周年、911の60周年を記念して大々的に開催されたもの。
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ドバイ・デザインディストリクトにて開催され、クラシックカー、芸術、カルチャーといった異なる分野のファンが集まりっており、ポルシェ中東・アフリカFZEのマンフレッド・ブリュンル最高経営責任者(CEO)は「これは単なる車、芸術、文化のショーではなく、この地域のポルシェコミュニティの情熱と強さを示すもの」だとコメントしています。
このイベントの 3 回目は、これまでで最大規模でした。私たちの祝賀会に参加してくださったイベント参加者全員に感謝したいと思います。 特に、会場にクルマを展示していただいたすべてのポルシェ オーナーに感謝したいと思います。 彼らの『夢』のスポーツカーをフェスティバルの観客と共有する彼らのサポートと献身に心から感謝しています。
さらに会場では発表されたばかりの新型パナメーラや巨大なインフレータブル式の初代911(この作品は「世界最大のインフレータブル車両」として公式ギネス世界記録に認定された)も。
ポルシェによる展示車両としては、718スパイダーRS、ビジョン357スピードスター・コンセプト(現地では初公開)、ミッションX 、911S/T、そのほかポルシェ・ミュージアム所蔵の多数の希少なクルマなど。
さらには様々なアートカーや・・・。
おなじみクリス・ラブルーイ氏によるアート作品も(もともとは白鳥モチーフであったが、ドバイでの開催を意識し、カラーリングがサンドっぽく、そして白鳥がラクダに変更されている)。
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参照:Porsche