Image:Mark Zuckerberg
| 後席ドアは「スライド」仕様、長さを除けばかなり実用的なクルマなのかもしれない |
実際にポルシェは「ミニバン」の開発と投入を急いでいる
さて、おそらく「買えないものはないであろう」億万長者、マーク・ザッカーバーグが「ポルシェ・カイエン・ターボGT ミニバン」を製作し自身のFacebookへと公開したことで話題に。※ミニバンと言うよりもリムジンのように見える
経緯としては妻のプリシラ・チャンがポルシェのミニバンを欲しがったものの、しかしポルシェがそのようなモデルを販売していないことから、このFacebookの共同創業者は自ら「ポルシェのミニバン」を設計し、ウエスト・コースト・カスタムズ(ジャスティン・ビーバーなどセレブがカスタムを依頼することでも知られる)へと改装をオーダーすることとなったもよう。
やはりお金があるのはいいことである
なお、マーク・ザッカーバーグは質素な暮らしぶりでも知られるものの、けっこうクルマにはお金をかけているようで(成功してもしばらくは中古のホンダ・アコードに乗っていたが、現在ではけっこうなコレクションを持つと言われる)、このほかにも様々なレアカーを所有あるいは発注していることでも知られます。
ちなみにプリシラ・チャンがこのクルマにどういった要件を求めたのかはわかりませんが、この「ポルシェ・カイエン・ターボGT ミニバン」はスライドドアを有しており、意外と使い勝手がいいのかもしれません。
そしてこういった「ポルシェをミニバンに改造」というとポルシェを冒涜しているようではあるものの、ポルシェ自身は実際に7人あるいは8人が乗れるミニバン的SUVの投入を具体的に進めていて、それはコードネーム「K1」として知られます。
ポルシェがミニバンを投入する意図はしごく明確で「ポルシェはその分野のラインアップを持たないから」。
よって子どもが大きかったり3人以上いる家庭では「たとえポルシェを欲しくても、そしてポルシェを購入できる経済力があったとしても」ポルシェ以外のメーカーのクルマを購入せねばならないことがあり、ポルシェとしてはこの状況をなんとかしたいわけですね。
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さらにポルシェは「将来的に、1つの家庭で1台しかクルマを持てない未来が来る」とも考えていて、よって「その1台ですべての要望を満たすことができるクルマ」としてミニバンを候補に挙げており、そしてこのクルマは現在中国で存在感を失いつつあるポルシェにとっての救世主となる可能性もありそうです(とくに中国ではミニバンの人気が高まりつつある)。
そして実際のところ、ここにもマーク・ザッカーバーグという「いかにお金がかかろうとも、ポルシェのミニバンを作ってしまった男」が実在し、同様に”ポルシェのミニバン”を求める家庭は少なくはないのかもしれませんね。
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