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もうコレ一台あればほかのクルマはいらないんじゃないか・・・。フェラーリ・ローマの納車直後に思うこと

もうコレ一台あればほかのクルマはいらないんじゃないか・・・。フェラーリ・ローマの納車直後に思うこと

| フェラーリ・ローマは想像以上に運転して楽しく、またラグジュアリーなスーパーカーでもあった |

フェラーリの新しい時代を象徴する新世代のスーパーカーだと言っていい

さて、フェラーリ・ローマが納車され、まだちょっとしか乗っていないものの、簡潔な、そして偽らざる印象を述べてみると「もうこの1台があればほかにもう何もいらないんじゃないか」ということ。

これはランボルギーニ・ウラカンEVO RWD、フェラーリ・ポルトフィーノでも感じなかったことで、「ローマを自分のものとして所有し、乗ってはじめてわかった」ことでもあります。

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フェラーリ・ローマは「完璧」に近いクルマである

そこでこのローマについて現時点で感じていることをざっと述べてみたいと思いますが、まず「スポーツカー」としての関連から述べてみると、そのサウンドが素晴らしいこと。

これはポルトフィーノに比較して大きく変わったところであり、エンジン始動直後、実際の走行中であっても車内外で聴くサウンドは勇ましく、そして重量感のあるものです。

参考までに、車外にGoProを設置して動画を取った場合、ポルトフィーノだと(そのサウンドが静かすぎて)動画にほとんどエキゾーストサウンドが録音されておらず(ロードノイズばかりが収録されている)、しかしローマではけっこう大きくエキゾーストサウンドが捉えられています。※ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDでも同様にエキゾーストサウンドが録音されていた

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そして「ハンドリング」においても大きな変化があり、ローマの方が「高い接地性が感じられ安定感がある」。

ポルトフィーノだとステアリングラックのパワーアシストが強いために操作感が「軽い」ものの、ローマではけっこう重めに感じられ(ただし重くて困ることはない)、かつポルトフィーノのように「ガクンと曲がる」のではなく「操舵に応じてリニアに曲がる」という感じ。

ちなみにポルトフィーノとローマは車体や(サスペンション含む)コンポーネント、ツインターボV8エンジン、ランニングコンポーネントのディメンションが同一で、しかし大きな違いは「トランスミッション(ポルトフィーノは7速、ローマは8速DCT)」。

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そしてローマの方がルーフ開閉機構を持たないために80kgほど軽く、そしておそらく軽くなっている部分は「車体の上の方」だと思われ、重心が低くなっているものと思われます。

なおタイヤサイズは両者とも同一でフロントが245 / 30ZR 20、リアが285/35ZR 20なので、この接地感はタイヤではなくサスペンションやステアリングのパワーアシストに起因すると考えていいのかもしれません。

ローマは「イブニングドレスを着たF1マシン」

そしてスポーツカーとしての側面のほか、「日常的に乗れるクルマ」としての性格を合わせ持つのがローマの特徴でもあり、たとえば「(その気になれば)4人が乗れるということ」がそれをあらわす顕著な例なのかも。

たしかにリアシートはかなり狭く、4人乗るのは現実的ではないかもしれませんが、それでも「一応乗れる」「人が乗らなくても荷物置き場として使用できる」のは非常に大きい、と考えています。

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そしてフロントシートの背もたれを倒すとシートが「電動」にてスライドし、シートバックを戻すとやはり電動にて元に戻るというありがたい装備を持ちますが、乗降が容易になるようステアリングホイールも電動にて(乗降時に)格納されるといったありがたい機能も。

そのほかだとリアトランクのロックが電動(開閉自体は手動ではあるが、電動によるソフトクロージング機能を備える)であったりというラグジュアリーカーのような装備も持ち、フェラーリがいう「ローマはイブニングドレスを着たF1マシン」という表現が非常にしっくりくる、というのが偽らざる印象です。

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もちろんポルトフィーノもそういった「日常性」を強く意識したクルマではあったものの、やや操舵感が軽く、接地感ふくめロードインフォーメーションが(ローマに比較して)乏しいといった印象があり、運転した際の楽しさはローマに軍配があがるとも考えています。

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よってポルトフィーノ「のみ」の所有だと物足りない場面が出てくるであろうことは間違い無く、しかしローマの場合は「ドライビングプレジャー」という点においてもしっかり補強されているため、「この一台ですべてをまかなえる」とも考えているわけですね。※しかも「ラグジュアリー」という点においてもローマの方がポルトフィーノの上を行っている

なお、ローマについては様々な面でポルトフィーノからの進化を感じさせられ、それらについては追い追い公開してゆきたいと思います。

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