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ピニンファリーナ・バッティスタの「ワンオフ」オープン、タルガメリカの発注者がマイケル・ジョーダンであったことが明かされる。さすがは資産5000億円、スケールが違う

ピニンファリーナ・バッティスタの「ワンオフ」オープン、タルガメリカの発注者がマイケル・ジョーダンであったことが明かされる。さすがは資産5000億円、スケールが違う

Image:Automobili Pininfarina

| もともと「クーペ」であったクルマを1台だけオープンへと作り変えており、とんでもないコストがかかったものと思われる |

ただしそのオーナーがマイケル・ジョーダンと聞いて「納得」である

さて、先日は「たった一台限りのオープン版ピニンファリーナ・バッティスタ」の製作がアナウンスされていますが、今回なんとそのオーナーがかのマイケル・ジョーダンであったことが明らかに。

このバッティスタは「タルガメリカ」と命名され、元フィアット会長であるジャンニ・アニエッリが所有していたフェラーリ・テスタロッサ・スパイダー(こちらもワンオフモデル)をモチーフとしていて、さらには「葉巻ホルダー」といったオシャレな装備も与えられるという特別なクルマ。

そして「クーペをオープンに」コンバートしているため、とんでもないカスタム費用がかかっていることが推測されるものの、マイケル・ジョーダンの資産は5000億円以上あり、かつ様々なライセンス収入によって日比増え続けているというので、このバッティスタ「タルガメリカ」のコンバージョン費用がいくらかかろうとも「なんら問題とはならない」のかもしれません。

ピニンファリーナがバッティスタのワンオフモデル「タルガメリカ」を公開。イメージは「1986年にフィアット会長のために作られた1台限りのフェラーリ・テスタロッサ・スパイダー」
ピニンファリーナがバッティスタのワンオフモデル「タルガメリカ」を公開。イメージは「1986年にフィアット会長のために作られた1台限りのフェラーリ・テスタロッサ・スパイダー」

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ピニンファリーナ・バッティスタ「タルガメリカ」はこんなクルマ

このバッティスタ・タルガメリカは8月に開催されたモントレーカーウィークにてお披露目され、これはバッティスタ初の「ワンオフ車」だとアナウンスされていますが、発表当時には「著名な自動車コレクターであり、既存のバティスタ所有者」に納車されるとだけ発表されており、しかし今回、マイケル・ジョーダンへとめでたく納車され、そこで「本当のオーナー」情報が解禁となったわけですね。

このバッティスタ・タルガメリカはその名前から推測できるように、ルーフ開閉機構がない(脱着式)点において非常にユニークで、確かに実用上の制限は受けるものの、「ルーフ開閉なし」と割り切ったことで新しいデザイン上の可能性が拓けており、リヤセクションを再設計することで美しいスタイリングを実現しています。

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Automobili Pininfarina

さらにはほかのバッティスタとは異なる外装仕上げも施され、ゴージャスなボディパネルはリキッド グロス (シルバー) 仕上げ、そして上述のとおり、かつてフィアットの元社長だったジャンニ ・アニェッリが所有していた1986年型フェラーリ テスタロッサ・スパイダーにインスピレーションを得たアクセントカラー(アイコニカ ブルー グロス)が用いられています。

なお、ブラック アルマイト加工を施したセンター キャップが装着されるセラミック ポリッシュ仕上げを持つアルミホイールもこのクルマのみの特別装備。

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Automobili Pininfarina

フィアット元会長がフェラーリに作らせた、ワンオフの「テスタロッサ・スパイダー」公開。数々のドラマがそこにあった

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さらにマイケル ジョーダンは内装にも徹底的にこだわり、キャビンの大部分はタンレザーの張り地で覆われ、一部には最高級のブラックレザーが使用されています。

もっともユニークな装備はマイケル・ジョーダンのリクエストによってシートの間に設置された小さなシガー ホルダーとヒュミドールで、これはピニンファリーナがこのクルマのために設計・開発したものだと説明され、アルミニウムとガラスで作られており、最大3本のシガーを収納できます。

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Automobili Pininfarina

パワートレーンは標準のバッティスタと同様で、タルガメリカには4つのエレクトリックモーターが搭載されており、合計で1,914馬力と2,340Nmという途方もないトルクを生み出し、2秒未満で時速100kmに達することが可能です。

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参照:Automobili Pininfarina(Facebook)

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