| 過去のアルファロメオは現在のアルファロメオからは想像もできないほど多種多様なクルマを作っていた |
さらには一連の画期的なコンセプトカーなど様々なチャレンジも
さて、アルファロメオは数年前にその博物館をリニューアルしていますが、今回(EVOマガジン創業者の)ハリー・メトカーフがその展示物、そして一般には展示されていない「秘蔵コレクション」を紹介することに。
なお、秘蔵コレクションでなく通常の展示物だけでも驚くべき内容となっていますが、ここでその展示物の一部を見てみましょう。
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アルファロメオ博物館にはこんな展示がなされている
そこでまずハリー・メトカーフ氏は一般展示から紹介を行っていますが、こちらはアルファロメオのエンブレムの由来や変遷。
アルファロメオの「ALFA」はアノニマ・ロンバルダ・ファブリカ・アウトモビリ(Anonima Lombarda Fabbrica Automobili)の頭文字なのだそう。
そして航空機を製造していた時代に始まり・・・。
数々のクラシックカーを経て比較的パワーのあった70年代へ。
こちらはかのモントリオールですね。
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このあたりは比較的「現代」のクルマたち。
そしてコンセプトカーの展示スペースに入り・・・。
ぼくの大好きなコンセプトカー、カラボ。
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ウルトラレアな「イグアナ」。
この時代はこういったエンブレム一つとっても個性的。
これらを見ると、アルファロメオは今後の「スペシャルモデル」のネタにはこと欠かないであろうこともわかりますね。
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こちらは33/2スペチアーレ。
カラボはベルトーネの作品ですが、こちらはピニンファリーナの手によるもので、その名から推測するに33ストラダーレのシャシーを使用したクルマであると思われます。※当時、アルファロメオはティーポ33のシャシーをいくつか持て余しており、いくつかの(ティーポ33ベースの)コンセプトカーを製作している
さらにはベルトーネの「直線」に対し、ピニンファリーナの持ち味が「曲線」であることがよくわかります(これはそのまま当時のランボルギーニとフェラーリとの対比でもある)。
そしてまた時代を遡り、アルファロメオの様々なアイコニックな名車たちの姿も。
このあたりは戦前のレーシングカー。
当時として珍しいミドシップですね。
フェラーリのエンブレムがついたレーシングカーも。
文字通り「くさび」型なレーシングカー。
このあたりは「アルファロメオがもっとも美しいレーシングカーを作っていた」時代ですね。
こちらはF1マシン。
様々なカテゴリのレーシングカーが展示されており、アルファロメオがいかにリッチなモータースポーツにおける歴史を持っているかが理解できます。
アルファロメオ博物館にはシークレットフロアがある
そしてついにハリー・メトカーフ氏はアルファロメオ博物館のシークレットフロアへ。
ここでは展示のための整備待ち車両などが保管されているようですが・・・。
アルファロメオのタクシー?
ついぞ発売されなかった2003年のコンセプトカー、カマル。
1975年のアルファ・イーグルに・・・。
アルファロメオSE 048 SP(レーシングカーにもやはり盾型グリル)。
ジープ風オフローダーのグリルも「盾」。
500台のみが生産されたアルファロメオ75 1.8ターボ・エボルツィオーネ。
こちらはアルファロメオ75のIMSA車両。
壁の棚にもずらりと(かなり貴重だと思われる)スケールモデルが並べられていますね。
アルファロメオ博物館「秘密のフロア」を紹介する動画はこちら
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