Image:Scuderia Cameron Glickenhaus
スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスがアメリカにて「小規模生産自動車メーカー」に認定された模様。
スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスはニュル最速を標榜するスーパーカー「SCG003」を発表したことで一躍有名になったものの、メーカーとしての認可が降りずに「キットカー(消費者が組み立てを行う)」として発売するかという話も出たほど。
今回、自動車メーカーとしての基準を満たし、晴れて「完成車」を販売できるようになった、ということに。
これで「年間325台まで」の生産が可能となっていますが、もちろん車体は各種基準を満たす必要があり、まだまだ調整が必要と思われます。
ラインナップとしては「SCG003S/SCG003CS/SCG003C」の3タイプで、SCG003SCGは「公道バージョン」。
内装にはフルトリムが与えられ、エンジンは4.4リッターV8ツインターボにて750馬力を発生。
トランスミッションは7速、0-100キロ加速は2.9秒、最高時速は350キロ。
SCG003CSはもうちょっと「サーキット寄り」となるもので、しかしまだ「公道走行可能」。
SCG003Cは完全なる競技専用車で、先日ニュルブルクリンクを6:33で周回した車両と同じ仕様、としています。
なおスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスは映画監督でもありカーコレクターでもあるジェームズ・グリッケンハウス氏が率いるプロジェクト。
同氏はこれまでもP4/5ピニンファリーナ(エンツォ・フェラーリベース)、P4/5コンペティツィオーネ(フェラーリF430ベース)を制作しており、「3台目」ということでSCG"003”なのかもしれません。
ジェームズ・グリッケンハウス氏は基本的にフェラーリ派のようですが、今回のSCG003についてはフェラーリと言うよりはランボルギーニ・ヴェネーノに似ているのは面白い事実ですね。
↓こちらはヴェネーノ。前後フェンダーが似てますね。
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スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスがジュネーブにてその最初のモデル、SCG003Sを公開すると発表。
ニュルブルクリンクのタイムにおいては6:30を記録するといい、これは現在量販車最速のポルシェ918スパイダーよりも27秒速いタイム(もうレーシングカー並みと言っていい)。
時速250キロの時点でダウンフォース700キロ、コーナリング時には2Gに及ぶ慣性がかかるとされ、ドライバーへの負担が心配なほどの過激な車ですね。
なお法規の関係で消費者が組み立てる「キットカー」として発売すると言われましたが、最新の情報だとイタリアのマニファットゥーラ・アウトモビリ・トリノにて組み立てられる、とのこと。
スペックとしては4.4リッターツインターボV8、出力は800馬力。
0-100キロ加速は3秒以下で最高時速は350キロ、トランスミッションは7速シーケンシャル。
このスペックを見るとずば抜けて速いとは思われず、ニュルブルクリンクのタイムについては上述のように「コーナリング」で稼いでいるようですね。
ボディは全てカーボンファイバー製で、サーキット専用バージョンの発売も考えられており、とにかくアグレッシブとしか言いようのない車になると考えて良さそうです。