日本の納屋で見つかった、「あの」フェラーリ356GTB/4デイトナがオークションにかけられ、なんと1,807,000ユーロ(2億3400万円)で落札。
フェラーリ・デイトナは1406台のみの生産ですが、今回落札されたものは非常に珍しい、薄いアルミパネルをボディに用いた「軽量仕様」。
加えて当時アメリカでは許可されていなかった「樹脂カバー」をヘッドライトに使用したもので、世界中のコレクターにその存在を知られながらも行方が分からず、皆が「探していた」一台となっています。
日本ではカーグラフィック誌の特集にも登場したほど有名な個体で、しかしある時を境にその消息が掴めなくなり、しかしひょっこりと今回納屋から発見。
欧米ではこういった「納屋から発見」は比較的ポピュラーではあるものの、日本では非常に珍しく、特に高温多湿な日本において「保存状態が良好」というのはもう一つ珍しい(というか奇跡)、と言えます。
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レース仕様へコンバートされた「生産わずか11台」のデイトナで1.9億、エルトン・ジョンが使用していたという付加価値がついて8000万円程度なので、今回の落札価格がいかに「異例に高いか」がわかろうというものですが、オークションハウスのRMサザビーズもその特殊性をアピールするためか、会場には「発見された当時のまま」つまり汚れが残ったままで出品したようですね。
なお生産が121台のみの「デイトナ・スパイダー」はさらに希少価値が高く、「ワンオーナー」でオリジナルのコンディションを持つもので3億円程度の落札記録があります。
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とにかくフェラーリのヴィンテージカー/クラシックカー/レーシングカーは高値で取引されることが多く、同じRMサザビーズのオークションではチャリティーのために特別製作されたラ・フェラーリ・アペルタが「21世紀に製造された車では最も高額」な記録とともに10億円超で落札され、ワンオフといえども現行モデルである488GTBグリーン・ジュエルが1億円超で落札されるなど、今回は「記録づくめ」であったようです。
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