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フェラーリ「日本は最重要市場のひとつ。歴史への理解が深く、忠誠心が強い」

2017/10/23

フェラーリ・ジャパン社長、リノ・デパオリ氏が日本市場について語る

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東洋経済にて、「あのフェラーリが神聖な土俵に上がったワケ」という記事が掲載に。
フェラーリは今年で70周年を迎え、その記念イベントを世界中で開催中。
日本においてもその記念イベントが開催されていますが、なんとそのイベントではラ・フェラーリ・アペルタを土俵上に鎮座させる、という演出を行った模様。

「日本のファンはフェラーリブランドへの理解が深く、忠誠心が強い」

これについてはフェラーリが日本文化に対して深い理解、そして尊重していることを示す意図があったと思われ、記事中ではフェラーリ・ジャパンのリノ・デパオリ社長へのインタビュー内容も掲載。

それによると「日本は世界の中で最重要市場の一つであり、特別な存在」とのこと。
現在フェラーリの販売台数は年間で8014台(2016年)で、日本の登録台数は726台。
記事ではフェラーリ最大のマーケットはアメリカ、次いでイギリス、そして3位が日本もしくはドイツ(5番目がイタリア)、としています。※これを見ると、フェラーリが「中国には売らない」ようにしている、というのは本当のようだ

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加えてフェラーリ・ジャパンの社長は「日本はブランドに対する理解とロイヤルティ(忠誠心)が深い」としており、フェラーリのDNAを日本市場はよく理解している、と語った模様。
たしかにこの傾向は非常に強く感じられ、フェラーリオーナーは純正つまりフェラーリの考え方を尊重する傾向にあり、カスタムするにしても純正パーツを使用する傾向が強い用に思います(フェラーリの意に反することはしない)。

逆に中国だと「自分仕様」にするケースが多く、フェラーリ(ほかブランドでも同じですが)の歴史や意図は無視し、自分がいいと思うカスタムをしてしまうことが多々あるようですね。

ほか、日本市場の特徴として「GT系(カリフォルニア、GTC4ルッソ)の販売比率が高い」こと、フェラーリの純正カスタムプログラム「テーラーメイド・プログラム」の利用率が高いことを挙げており、フェラーリにとって日本のマーケットは「価値の高い」市場であることも強調。

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なおフェラーリ輸入開始50週年記念モデルとして限定車「J50」が発売されたことは記憶に新しいと思いますが、こういった「特定市場向け限定モデル」を発売したのは米国と日本だけとも語っており、やはり(リップサービスだけではなく)日本市場の特別さが際立っているのは間違いなさそう。

スーパーカー、超高級車メーカーにとって日本は「1~4位」に入る市場

なお、少量生産(高級)車メーカーにとって日本は「かなり重要」である場合が多く、フェラーリにとっては上述のように「世界で3-4番目」、ランボルギーニにとっては「世界で2番目」、マクラーレンにとって「世界で4番目」、「アストンマーティンでは「世界でトップ」、ロールスロイスだと「4番目」。

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反面、ポルシェは現在おそらく「ベスト5」からも漏れる形で「日本」という国が個別に語られることはなく、ジャーマンスリーにとってもそれは同じで(ただしBMWは日本重視)、ルノーやシトロエンなどのフランス車、そしてアメリカにとっては「数パーセント」のシェアしか無い状態。

要は、輸入車においては「高価な車ほどよく売れている」のが日本市場だと言え、これは他の国に比べると独特の傾向なのかもしれません(もちろんこれは日本に世界有数の自動車メーカーが揃っていることに起因している)。

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