ルイス・ハミルトン、自身のクルマ遍歴、カーコレクションを語る。「最初に買った中古のミニは良かった。今でも特別な存在だ」

2018/08/01 2020/11/17

｜　ルイス・ハミルトンは愛すべきカーガイだ　｜

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ルイス・ハミルトンの「クルマ観」についてインタビューした記事が公開に。
これによると、ルイス・ハミルトンは「クルマの運転は大好きだ」としながらも、「2時間上シートに座っているのは我慢ならない」とも語っており、ロングドライブはあまり好きではない模様（となると、フェルナンド・アロンソのようにル・マンに出ることはなさそう）。

なお、ルイス・ハミルトンはパガーニ・ゾンダのようなエクストリームなクルマを好む一方でシェルビー・コブラのようなアメリカンマッスルも保有しており、「本当にクルマが好きなんだなあ」と思わせる人物。

所有車としてはスポーツカーのほか、メルセデス・マイバッハS600、メルセデス・ベンツGL63、キャデラック・エスカレードといったクルマ、そして助手席に乗る姿も目撃されているようですね。

意外やミニクーパーがお気に入り

現在ルイス・ハミルトンは15台のクルマを所有していて、そのうちの8台を「スペシャルだ」と語っており、これらをモナコの自宅やロサンゼルスのガレージへと分けて保管している模様。
これら「スペシャル」はシェルビー・コブラ、フォード・マスタング、フェラーリ599アペルタ、ラ・フェラーリ、ラ・フェラーリ・アペルタ、マクラーレンP1、パガーニ・ゾンダ760LH、ミニクーパーの8台ですが、来年にはメルセデスAMGプロジェクト・ワンもこれに加わる見込み。

彼にとって「最初のクルマ」とも言えるのは6歳の時に父親に購入してもらったラジコンカーとのことですが、この「ラジコンカーの操作技術」がマクラーレンの目に止まり、育成プログラムへとスカウトされることに（TVに出演したことがきっかけでマクラーレンが興味を持ったと言われる）。
ルイス・ハミルトンいわく「家でラジコンカーで遊んでいたらマクラーレンから電話がかかってきた」とのことで、その2年後にはカートによる競技を開始し、また2年後にはカデットクラスで優勝するなど才能を一気に開花させています。

その後2002年にレーシングドライバーとしてのライセンスを取得して購入したのが2002年製のミニクーパー（中古）ですが、ルイス・ハミルトンはこの車を非常に大事にしている、ということに。
なお、ワイルドスピード「テズ」役のリュダクリスも、売れなかった時代に乗っていた中古アキュラを（有名になったのちも）ずっと保管していたという例もあり、最初に購入したクルマを大事にする人は多い模様。

さらにはその後に購入したメルセデス・ベンツCクラスもお気に入りだったそう。
「当時は18歳で若く見え、クラブに入れてもらえなかったが、メルセデス・ベンツを購入してからは問題なくクラブに入れてもらえるようになった」と語っています。

その後に購入したのはいきなりフェラーリ599GTOで、これがよほど気に入ったのか599SAアペルタも追加購入。
フェラーリだと「ラ・フェラーリ」「ラ・フェラーリ・アペルタ」も他に保有しており、「これらを購入した以上の価格で売却することもできるが、これらは自分にとっての大切な子供のようなものだ」と語るなど、まったく売る意向は無いようですね（ルイス・ハミルトンの所得を考えると、売る必要性は全くなさそう）。

そのほか1966年製シェルビー・コブラ427購入の際にはキャロル・シェルビーに来てもらってコンディションを確認したり、さらには1967年モデルも追加購入していますが、これは1966年モデルの「パーツ取り」という位置付けだそう。

そしてスティーブ・マックイーン主演の映画「ブリット」に憧れて1967年製シェルビー・マスタングGT500を購入し、再ペイントしたことにも触れているものの、やはり何といってもコレクションを語る中で外せないのは「パガーニ・ゾンダ」。
これには自身の頭文字である「LH」を冠した特別仕様ですが、「今まで所有したクルマの中では最も素晴らしいサウンドだ」とのこと。
一方で「ハンドリングは最悪だ。運転するのは恐怖でしかない」と語っており、トランスミッションについても「パガーニのセミオートマティックは、以前に乗っていたスマートよりもひどい。だから自分のゾンダはマニュアル・トランスミッションを選択した」とバッサリ。

今後コレクションに加えたいクルマとしては「メルセデス300SL（これはチームが探してくれそう）」「フェラーリ250GTカリフォルニア・スパイダー」だと語っており、彼の夢はまだまだ尽きることがなさそうですね。