| アルファロメオは何度か6C復活を考えていた |
イタリアのデザイナー、ガスパール・コンティチェリ氏が「アルファロメオ6C ヴィジョン・グランツーリスモ」のレンダリングを作成して公開。
なお、アルファロメオは1927-1954年に6気筒モデルの「6C」を発売しており、この6C発売(復活)のウワサが度々報じられてきたのも確か。
まずは2013年に「アルファロメオ4C」が発表された際、アルファロメオは「6C」も検討していたと言われ、おそらく4Cがヒットすれば6Cも現実のものとなっていたのかもしれません。
しかしながら4Cが思ったようなヒットに成長しなかったためか、アルファロメオは6Cの計画を引っ込め、かわりに2014年、「ヴィジョン・グランツーリスモ」のラフスケッチを公開しています(下の画像)。
しかしながらこれも実際にゲームには収録されずに終わっており、またもや6Cは「幻」に。
その後も何度か6Cの話題が出てはいるものの、アルファロメオ自身が「8Cの復活」を明言したことで6C復活の線は完全に消滅したと考えてよく、よって6Cはぼくらの想像上の産物に(永遠に)とどまるのかもしれません。
https://intensive911.com/?p=122256
しかしながら一人の男が立ち上がった
そこで黙っていなかったのがデザイナーのガスパール・コンティチェリ氏。
アルファロメオが公開した6Cヴィジョン・グランツーリスモのスケッチをベースにし、今回自身で考案したのがこの「アルファロメオ6C ヴィジョン・グランツーリスモ」。
2シーターの「スパイダー」で、大胆なウエッジシェイプ、ラップアラウンドウインドウ(しかも後部はフローティング)が特徴です。
これが「実現」することはなさそうですが、それが非常に惜しいと思われるほどの格好良さですね。
ほかにもアルファロメオやフェラーリのレンダリングも作成
なお、ガスパール・コンティチェリ氏はほかにも秀逸なレンダリングをいくつか作成。
こちらはおそらくアルファロメオ「8C」と思われますが、特徴をうまく捉えた、これまた素晴らしい作品です。
そしてランボルギーニ。
テルツォ・ミッレニオ風の要素が入っていますね。
アストンマーティンのワゴン(シューティングブレーク)。
フェラーリ。
リアの「ドルフィンテール」は488ピスタ風です。
こちらはフロントから。
かなりキャブフォワードなデザインですが、少なくないデザイナーがこういった「キャビンが前寄り」のフェラーリのデザインスタディを公開していますね。
現行モデルとはまた異なる雰囲気を持つものの、これはこれでイケてるんじゃないかと思います。
そしてマセラティ。
相当に大胆なデザインですが、マセラティ本家よりも優れたデザインなんじゃないか?と思えるほど。
VIA:Gaspare Conticelli-Behance