| さらに出力は800馬力から840馬力へ |
今年はじめにノヴィテックは「フェラーリ812スーパーファスト用のカスタムパーツ」群を発売しましたが、今回はそれらに加えて新たなパーツを装着したコンプリートカー「Novitec N-Largo」を発表。
NOVITECはこれまでフェラーリ用のチューニングプログラムとして「ROSSO」を展開していたものの、最近では「NOVITEC for Ferrari」へとその記載が変更に。
今回のN-Largoは「二代目」
なお、「N-Largo」はノヴィテックがフェラーリのV12モデルに対して用いてきた呼称であり、812スーパーファストの前身「F12ベルリネッタ」にもN-Largoが設定されています(さらなるハードコアモデル、N-Largo Sも存在)。
今回発表された812スーパーファスト版「N-Largo」はワイドボディキットを装着しながらも完全に「合法」。
ワイドフェンダー含むボディはすべてカーボンファイバーにて作り直され、その幅はリアで140ミリ、フロントで70ミリ拡大されることに。
なお、デザイナーはヴィットリオ・シュトロゼックだと公表されており、インスピレーションはF1マシン(たしかにフェンダーのワイドっぷりはサイドポンツーンを連想させる)」。
なお、リアディフューザー、リアウイング、サイドウイング、フロントスポイラーは「むき出しのカーボン柄」。
ホイールはノヴィテック製のNF10NL(鍛造)で、ヴォッセンによって制作された専用品とのこと。
なおホイールサイズはフロント21インチ、リア22インチ。
タイヤ幅はフロント275、リアは335ミリという「極太サイズ」。
サスペンションも専用品へと置き換えられ、車高は35ミリダウン。
もちろんこの車高だと通常走行に支障をきたすため、フロントには「リフティングシステム」が装着されています(スイッチひとつで40ミリ車高を上げることが可能)。
そしてもちろんエンジンにも手が入り、6.5リッターV12エンジンは800馬力から840馬力へとパワーアップ。
812スーパーファストに搭載されるエンジンは自然吸気なので出力向上は難しいと見え、488に積まれる3.9リッターツインターボエンジンの(ノヴィテック)チューンに比較するとパワーアップ幅はやや小さいように思います。
なお、パワーアップはECUの変更によって行われ、これによって0-100キロ加速は2.8秒、最高速度は345km/hへ(ノーマルに比べ、0.1秒速く、5km/h高い速度をマーク)。
もちろんエキゾーストシステムも変更され、これは11kgの軽量化に貢献するほか、内蔵されたフラップの開閉によって豪快なサウンドを奏でるようですね(フラップ無しのエキゾーストシステムも用意され、これはおそらく”常時爆音”)。
インテリアについてはなぜか突然の「パープル」。
ブラックとパープルのアルカンターラが使用され、パープル部分にはダイヤモンドステッチが施されています。
なお、今回ノヴィテックはN-Largoのプロモーション動画も公開。
こちらはノヴィテックN-Largoのエキゾーストノートを堪能できる公式動画。
VIA:NOVITEC