
| フェラーリ「GT系」はモータースポーツと切り離し、自分のライフスタイルを楽しむためのカラーを選ぶのも悪くない |
できれば「色とりどりの」フェラーリが増えてほしいものである
さて、神戸のフェラーリ正規ディーラー、オートカヴァリーノさんにて行われたアマルフィのお披露目イベントへ。
実際のところ、すでに別カラーのお披露目会にも参加してはいるものの、今回はアマルフィのイメージカラー「ヴェルデ・コスティエラ」が登場するということで馳せ参じたというわけですね。
このヴェルデ・コスティエラはアマルフィのために開発されたスペシャルカラーであり、アマルフィの海をイメージして調合された美しいトーンを持つ外板色。
ちなみにですが、今回のイベント参加に際し、なるべくヴェルデ・コスティエラに近いカラーの服をチョイスしています(さすがにヴェルデ・コスティエラにドンズバで似た色味を持つ服はクローゼットに存在しなかった)。
2度目のフェラーリ アマルフィではこんなところに気がついた
今回はぼくにとって「2度目」のアマルフィではありますが、それだけに余裕を持ってチェックすることができ、ここで気がついたことなどを述べてみたいと思います。
まず、もっとも注目すべきは「ナンバープレートの位置」。※以前のイベントでの展示車両にはまだナンバーが付いていなかった
フェラーリはもともとフロントナンバープレートの位置に無頓着であり、(下のような感じで)ナンバープレートを装着するとことでフロントの跳ね馬や美しいデザインを阻害してしまうことも。
これは「実際にフェラーリを購入し、自分のものとして乗る」となった場合、非常に大きな問題であり、ぼくとしてはこの位置関係を非常に気にかけているわけですね(296GTBにおいてはその位置を許容できず、自分でナンバープレート取り付け位置を下げている)。
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そしてアマルフィのナンバープレートの位置につき、フロントバンパー上面のツラと「ぴったり」同じ位置にあり、これは正直言って”ファインプレー”。
参考までに、フェラーリは「フロントエンジンモデルのほうが」ナンバープレートがすっきり収まる傾向にあるようです(ノーズがミドシップモデルに比較すると高いからかもしれない)。
そしてもうひとつがエンジンルーム内の「フロントメンバー」。※下の画像の白い部分
ぼくはポルトフィーノとローマを乗り継いでいますが、エンジンルーム内の「エンジンの真ん前」にぶっとい角材が通っており、ポルトフィーノとローマだとここまで太くなかったんじゃないかと認識しています。
ちなみにこちらがポルトフィーノ。
アマルフィ同様にメンバーの存在は確認できますが、ぼくの記憶だと「もうちょっと細かった」というもので、しかしその周辺の補機類などの取り回しが異なるため画像では事実を確認できず、実際にどうであったのかは今となっては(車両も手放したので)わからず終い。
ただ、もしもここが太くなっていたとしたら「劇的に」その乗り味が変わっていると考えてよく、「ブレーキ・バイ・ワイヤ」「ボッシュ製最新ECU」「サイド・スリップ・コントロール 6.1」と相まってローマとは異なるフィーリングへと進化しているのかも。
参考までに、ポルトフィーノとローマは基本的に骨格やコンポーネント、シャシーのディメンション、ホイールやタイヤサイズまでもが同じではあるものの、実際に両方を所有した経験から言うと「両者は完全に別モノ」で、ローマだと安定感や姿勢制御、そしてハンドリングが「段違い」。※ただ、”固められた”という印象はなく、むしろしなやかさが向上している
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もう一つ参考までに、ポルトフィーノMには「ハンドリング・ダイナミクス・ハンドリング・パッケージ(HSパッケージ)」が設定されていたものの、ローマにはそれに類する設定がなく、そしてアマルフィにもこれが存在しないので、つまるところ「ポルトフィーノMからローマでは、HSパッケージが不要になるほど進化した」、そしてアマルフィについても同様(あるいはそれ以上)ということになりそうです。
このあたりについては、じきに配備されるであろう試乗車の到着を待って実際に体感してみたいと思います。
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そのほかだと前回に見たアマルフィとはホイールの形状は同じながらもフィニッシュが異なるために印象が大きく異なり、より「スポークに設けられたエアチャンネル」が目立つようにも。
なお、ホイールボルトは「チタン製」ですね。
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そしてテールパイプはブラック仕上げ。
なお、このヴェルデ・コスティエラは非常に素晴らしく、実際にこのカラーを見た後、これを選ぶ人も多いんじゃないかと思ったり。
近年はグリーンが復調傾向にあると言われますが、思い切って「グリーンのフェラーリ」を選ぶのも悪くはないかもしれません。
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ちなみにですが、フェラーリは通常ラインアップを「スポーツ」「GT」とに分類していて、「スポーツ(ミドシップ系)」だとモータースポーツとつながりが深いロッソを選ぶことにも理解ができ、しかしGT系だと「モータースポーツ」という枠を外してロッソ以外のボディカラー、たとえばフェラーリのヒストリックカラー、あるいはフェラーリとは関係のない「自分のお気に入りのカラー」を選んでみるのもいいかもしれません。
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そしてもしかすると、「自分の意志を最優先する行為」こそが「フェラーリがGTモデルのオーナーに望むこと」なんじゃないかとも考えています。
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新世代フェラーリの内装はあまりにもオシャレである
そして何度見ても素晴らしいのがアマルフィのインテリア。
12チリンドリ、プロサングエ同様の「デュアルコクピット」デザインを採用し・・・。
ドライバーオリエンテッドだったローマとは異なり、助手席との「境界」が低められています(一部モデルを除き、フェラーリは助手席に座る人にも、ドライバーと同様の体験をしてほしいという想いを反映させた設計を行っている)。
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そしてセンタートンネルの横には「斜め」の段差が設けられていますが・・・。
これはドアインナーパネルのカッティングとシンクロしており、スピーカーグリルやグリップが同じ角度を持つ「斜め」デザインに。
なお、フェラーリのデザイン部門を統括するフラビオ・マンゾーニ氏は「できるだけ様々な要素を隠したい」という意向を持っているそうで、かつてステアリングホイールにタッチ式スイッチを取り入れたのも、そして現在エクステリアに「ブラックバンド」を採用し、そこにライトやセンサーなどを格納して目立たなくするのも同じ意図。※通常の自動車に備わる要素をとことん無くしてしまい、自動車に見えなくしたいと考えている
そして内装にもそれが表れており、たとえばドアオープナーはこんな感じで目立たないデザインに。
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ただしユーザーエクスペリエンスを損なうわけにはゆかず、今ひとつ評判の良くなかった「タッチ式エンジンスターター」はF80意向のモデルだと「物理プッシュ式」に回帰しています。
もしかするとこれはフェラーリにとっては不本意な変更なのかもしれませんが、ユーザーの意見を尊重し、その意見が正しいものであれば当初の考え方を「曲げてでも」修正を行うという姿勢、そしてそのスピードの速さは「さすがフェラーリ」。※多くの自動車メーカーがタッチ式操作を取り入れ不評を買っているが、フェラーリほど早くは対応できていない。素早いアップデートが要求されるモータースポーツが本業のフェラーリらしい対応である
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そのほか内装を見てみると、ヘッドレストの跳ね馬刺繍や・・・。
シートに加え・・・。
ステアリングホイールに・・・。
ダッシュボードにも明るいグリーン(ヴェルデ・ヴェラッジオ?)のステッチが使用されています。
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