| オプションの多数はやはり「カーボンファイバー」 |
フェラーリが488ピスタ含む各モデルに対しオプションを追加。
一般に、日本車だとそのクルマの発売と同時に最大限のオプションを用意し、その後にオプションを投入することは少ないように思いますが、フェラーリ、そしてマクラーレン、ランボルギーニといったスーパースポーツは、車両発売後2年目以降から急速にオプション(メーカーオプション、ディーラーオプションとも)が充実してくるように思います。
加えて、2年目以降の車両は「特定のオプション装着を前提に」設計が変更されることがあり、その場合は「発売後1年目の車両はその(ディーラー)オプションを後付できない」というケースが生じることも(たとえば電装系だと、そのオプション装着のためのコネクターが無かったり)。
そう考えると、スーパースポーツの購入は「製造開始後、2年目のモデルイヤー」を購入したほうがいいのかもしれませんね。
フェラーリ488ピスタのオプションはこうなっている
そこでフェラーリ488ピスタのオプションにはどんなものがあるのかを見てみようと思います(これまでに設定されたものも含めて)。
なお、今回紹介するのは「ディーラー装着オプション」つまり後付け可能なもので、メーカーオプション(製造時装着オプション)はこれとは別に「山のように」用意されています。
フェラーリ488ピスタのオプション「装備」編
フェラーリが「装備」として分類しているオプションにはこういったものが存在。
「フロントサスペンションリフト」は段差を超えるときなどにフロントを数センチ持ち上げることができるもので、「AFSヘッドランプ」はステアリングホイールに連動して進行方向を照らす、いわゆるアダプティブヘッドライトですね。
「パフォーマンスタイヤ」の銘柄は、見た目がほとんどスリックタイヤなミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2。
・サテライトアラームシステム ・レザー製キーホルダー ・“GENUINE” ラゲッジセット ・フロントサスペションリフト ・自動防眩ミラー ・スモーカーキット ・AFS ヘッドランプ ・非熱伝導フロントウインドウ ・パフォーマンスタイヤミシュラン ・サマータイヤ ・ウインタータイヤ |
フェラーリ488ピスタのオプション、エクステリア編
そしてこちらは488ピスタの外装に関するオプション。
20インチ鍛造ホイールが新しく登場しています。
そして「ステッカー」なるオプションも登場しており、これは文字通り「貼る」ものかと思いきや、「塗装に必要なテンプレートが付属」と記載アリ。
つまり塗装を行うのだと思われるものの、「剥がせる」という記載もあって、剥離可能な塗料にてペイントするのかもしれません。
・ 20 インチ鍛造ホイール ・20インチカーボンファイバー製ホイール ・バルブキャップ ・ステッカー ・カーボンファイバーフェンダーベント ・カーボンファイバーフロントスポイラー ・カーボンファイバーボンネット ・カーボンファイバーリアフォグベゼル ・カーボンファイバーリアバンパーストリップ ・カーボンファイバーリアバンパーサイドベント ・カーボンファイバーリアエアロダイナミクスダクト ・カーボンファイバーアンダードアキット ・カーボンファイバートランク ・ カーボンファイバードアハンドル ・国旗ロゴ ・チタンスタッドボルト ・レーシングハブキャップ ・ハブキャップ ・カラーブレーキキャリパー |
なお、「国旗ロゴ」はこんな製品。
イタリアに加え、なぜかアメリカ国旗も。
「カラーブレーキキャリパー」は記載を見るに、ペイントではなく「交換」となるようですね。
「ハブキャップ」はいわゆるホイールセンターキャップですが、いくつかのカラー、そしてフィニッシュが用意されています。
フェラーリ488ピスタのオプション「レーシング」編
そして488ピスタのポテンシャルを最大限に引き出す「レーシング」オプション。
ここでは「カーボンファイバーエンジンルームシールド」が紹介されています。
フェラーリ488ピスタのオプション「インテリア」編
これまたカーボンファイバー製パーツが満載のインテリアオプション。
・モデル名つきカラーオーバーマット ・カーボンファイバーインテリア ・カーボンファイバーセンタートンネルコンソール ・インストルメントピナクル ・カーボンファイバーシルプレート ・F1レーシングパドルシフト ・カーボンファイバーフットレスト ・フェラーリ&ピニンファリーナロゴ |
「F1レーシングパドルシフト」はパドル自体が縦方向に長くなり、そして軽量化のためにパドルにスリット加工が施されるというスパルタンな仕様で、488ピスタの性質をよく表しているのかもしれません。
そしてちょっと面白いのは「フェラーリ&ピニンファリーナロゴ」。
488ピスタはもはやピニンファリーナのデザインではないものの(V8ミドディップだと458までがピニンファリーナ)、このバッジが用意されているというのはフェラーリの、ピニンファリーナに対する”愛”なのかもですね。
なお、このフラッグは、解説によると「1953-1961年に採用されていた」もので、左側の”白地に赤のひし形”国際信号旗で「F(FerrariとFarinaのイニシャル)」を表しており、その後”ピニンファリーナ”に正式に改名された際に右側の青地に白の長方形、「P」のイニシャルが追加された、とのこと。
フェラーリ488ピスタのオプション「カーケア」編
そして忘れちゃいけないカーケア関連のオプション。
・バッテリーコンディショナー ・ カーサニタライザーキット ・カーケアキット ・ショールームカバー ・室内用ボディカバー(モデル名ロゴ入り) ・三角表示板 ・跳ね石防止保護フィルム |
こういったクルマは「いつも乗るわけではない」のでバッテリー保護のためのコンディショナーは必須。
そして赤いサテン調の「ショールームカバー」、保管のためのストレッチ素材を使用した「室内用ボディカバー」が用意されています。
カーケアキットはこういったフェラーリエンブレム入りのありがたいセットで、各種クリーナーなどが含まれるようですね。
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VIA:Ferrari