| そろそろ最高速争いは「時速500キロ」に突入しそうだ |
さて、技術の進歩によってどんどん伸びているのが「最高速」。
主にはエアロダイナミクス、タイヤの進化によって高い数字がもたらされているようですが、かつて「時速300キロオーバー」というのはごく一部のクルマのみに与えられていた特権であり、しかし最近では多くのメーカーの、多くのクルマがこの領域に到達していて、場合によっては「さらに上」へ。
ここで、「最高速ランキング」を見てみたいと思いますが、あくまでも「市販車(現行もしくは過去)」そして市販前提のプロトタイプに絞っており、コンセプトカーや改造車は除外しています。
現時点での「最高速」ランキングはこうなっている
以下が現時点、拾える限りの最高速。
上述のようにコンセプトカー、改造車は除外していますが、後継モデルがあるクルマについては「最新モデル」の数値をピックアップし、あまりに古いスーパーカーも除いています。
- ブガッティ シロン スーパースポーツ300+・・・490km/h
- SSCノースアメリカ トゥアタラ・・・455.3km/h※片道だと460.43km/h
- ヘネシー ヴェノムF5(公称値)・・・484km/h
- ケーニグセグ アゲーラRS・・・444km/h
- ケーニグセグOne:1・・・437km/h
- ブガッティ ヴェイロン スーパースポーツ・・・434km/h
- ヘネシー ヴェノムGT・・・418km/h
- リマックC_Two(公称値)・・・415km/h
- SSCノースアメリカ アルティメイトエアロ・・・412km/h
- ケーニグセグ CCXR・・・403km/h
- アストンマーティン ヴァルキリー(公称値)・・・402km/h
- マクラーレン スピードテール(公称値)・・・402km/h
- テスラ ロードスター(公称値)・・・402km/h
- アスパーク アウル(公称値)・・・400km/h
- サリーン S7 ツインターボ・・・399km/h
- ケーニグセグ アゲーラX・・・398km/h
- Wモータース ライカン ハイパースポーツ・・・390km/h
- ケーニグセグ CCR・・・389km/h
- アルティマ エボリューション・・・387km/h
- マクラーレンF1・・・386km/h
- パガーニ ウアイラBC・・・383km/h
- SSCノースアメリカ SSCエアロSC/8T・・・382km/h
- ルーフCTR3・・・380km/h
- ブガッティ ディーヴォ(公称値)・・・380km/h
- ブガッティ チェントディエチ・・・380km/h
- アルティマGTR 720・・・378km/h
- ゼンヴォST1 50S・・・375km/h
- ゼンヴォST1・・・375km/h
- アルティマGTR 640・・・374km/h
- ジャガーXJ220S TWR・・・369km/h
- パガーニ ゾンダC12-Fクラブスポーツ・ロードスター・・・363km/h
- ノーブルM600・・・363km/h
- ルーフCTR2・・・362km/h
- マクラーレンF1 LM・・・362km/h
- パガーニ ウアイラ・・・360km/h
- ルーフRT 12S・・・360km/h
- グンペルト アポロ・・・360km/h
- ルーフRT12・・・360km/h
- ランボルギーニ ヴェネーノ/ヴェネーノ・ロードスター・・・356km/h
- Arash AF-10・・・355km/h
- エンツォフェラーリ・・・355km/h
- ブガッティEB110SS・・・355km/h
- アストンマーティンOne-77・・・355km/h
- RUF Rターボ・・・355km/h
- アポロ アロー・・・354km/h
- ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ・・・354km/h
- ランボルギーニ アヴェンタドールSV・・・353km/h
- ヴェクターW8・・・353km/h
- ランボルギーニ シアン・・・351km/h
- ラ・フェラーリ・・・351km/h
- ランボルギーニ アヴェンタドールS/アヴェンタドールSVJロードスター・・・350km/h
- ランボルギーニ アヴェンタドールSVJロードスター・・・350km/h
- ランボルギーニ チェンテナリオ/チェンテナリオ・ロードスター・・・350km/h
- ラ・フェラーリ アペルタ・・・350km/h
- アポロ インテンサ・エモツィオーネ(IE)・・・350km/h
- マクラーレンP1・・・350km/h
- ポルシェ918スパイダー・・・345km/h
- ランボルギーニ・ムルシエラゴLP670-4SV・・・342km/h
- ポルシェ911GT2 RS(991)・・・340km/h
- マクラーレン720S・・・340km/h
- フェラーリ812スーパーファスト/812GTS・・・340km/h
- フェラーリF8トリブート・・・340km/h
- フェラーリSF90ストラダーレ・・・340km/h
- フェラーリ488ピスタ・・・340km/h
- アストンマーティンDB11 AMR・・・335km/h
- フェラーリGTC4ルッソ・・・335km/h
- メルセデス ベンツSLRマクラーレン・・・334km/h
- ベントレー フライングスパー・・・333km/h
- メルセデス ベンツSLRマクラーレン・・・332km/h
- ベントレー コンチネンタルGTスピード・・・331km/h
- アルピナB5ビターボ・・・330km/h
- マクラーレン765LT・・・330km/h
- マクラーレン エルヴァ・・・330km/h
- ポルシェ911ターボS・・・(992)・・・330km/h
- マクラーレン675LT・・・330km/h
- ポルシェ カレラGT・・・330km/h
- アウディR8・・・330km/h
- マセラティMC12・・・329km/h
- マクラーレン570S/570Sスパイダー・・・328km/h
- マクラーレン・セナ・・・328km/h
- マクラーレン600LT・・・328km/h
- マクラーレンGT・・・326km/h
- ランボルギーニ ディアブロ・・・325km/h
- ランボルギーニ ウラカンEVO・・・325km/h
- ランボルギーニ ガヤルドLP560-4・・・325km/h
- フェラーリF50・・・325km/h
- レクサスLFA・・・325km/h
- アストンマーティン ヴァンキッシュS・・・323km/h
- アストンマーティンDB11・・・322km/h
- ジャガーF-Type R・・・322km/h
- フェラーリ ローマ・・・320km/h
- ポルシェ911GT3(991)・・・318km/h
- メルセデスAMG GT R・・・318km/h
- メルセデスAMG GT 63S・・・315km/h
- アストンマーティン ヴァンテージ・・・314km/h
- ポルシェ パナメーラ ターボS Eハイブリッド・・・310km/h
- ポルシェ911GT3 RS(991)・・・310km/h
- ホンダNSX・・・308km/h
- ポルシェ911カレラS(992)・・・308km/h
- ポルシェ911カレラ4S(992)・・・306km/h
- ポルシェ パナメーラ・ターボS・・・306km/h
- ベントレー ベンテイガ スピード・・・306km/h
- BMW M8・・・305km/h
- ランボルギーニ ウルス・・・305km/h
- アウディRS Q8・・・305km/h
パワー=速さではない
ここで重要なのは「パワー=速さ」ではない、ということ。
いかにパワーのあるクルマであってもダウンフォースを重視していれば最高速は意外と伸びず、とくにサーキット志向のクルマは最高速が伸びない傾向にあります。
たとえばポルシェ911ターボの最高速は330km/hですが、911GT3RSでは310km/hにとどまる、といったような例ですね。
これはブガッティでも同様であり、ハンドリング重視の「シロン・ピュールスポール」はダウンフォースを強化したため、最高速が低くなっている模様。
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ブガッティは今後最高速争いを行なわず、代わりに追求するのは”コーナリング”。「一台の車の中に最高速とコーナリングとは同居できない」
| すでにブガッティが世界最速であることは誰もが承知済み。今後は別分野で違いをアピールか | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/498088316 ...
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ジャーマンスリーは最高速争いに参加しにくい
なお、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといったジャーマンスリーは「紳士協定」によって最高速を250km/hと決めており、これを超えることができるのは一部のサーキット志向モデルやオプション装着時のみ。
しかしながら、これらジャーマンスリーで行えないことを「ブラバス」「アルピナ」「ABT」といったチューナーやメーカーがかわりに行い、いずれも相当に高い最高速を記録しているので、ジャーマンスリーの最高速が一見低く見えても、「そのポテンシャルまでが低いわけではない」ということですね。