| フェラーリと映画との関連性は非常に強い |
中には「フェラーリが登場しなければ話が成立しない」作品も
今回フェラーリが「休日に観るべき、(フェラーリの登場する)定番の映画(映像作品)」を紹介しています。
フェラーリはある種の「象徴」であり、映画とは切っても切れない関係にありますが、たしかに以前に訪れたエンツォ・フェラーリ博物館においても「映画に登場したフェラーリ」展を開催していて、フェラーリ自身も映画との積極的な関わりを持ちたいと考えているようですね。
そして、フェラーリはその物語の中において「なにかの象徴」であったり、「その人物を端的に語る所有物」として描かれることが多く、つまりフェラーリとはクルマ以上の存在であり、固有かつ排他的、そして揺るぎないイメージを確立している、ということを示しているのだと思います。
-
フェラーリファンの忠誠心恐るべし。エンツォ・フェラーリ博物館へ行く
| やはり来ている人は「一見してフェラーリファン」とわかる人々ばかりだった | 訪問した日は「映画に登場するフェラーリ」の特集がなされていた さて、イタリアはモデナにある、エンツォ・フェラーリ博物館( ...
続きを見る
フェラーリがオススメする「フェラーリが登場する映像作品」を見てみよう
そこでフェラーリがオススメする映像作品を紹介したいと思いますが、まずは「映画」編。
ぼく的に、フェラーリが登場する、もっとも有名な映画は「フェリスはある朝突然に(1986年)」だと思うのですが、なぜかここには入っていなうようですね。
フェラーリがオススメする映画にはこんな作品がある
そこで「映画」編から観てゆくと、まずは「セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992)」。
アル・パチーノ主演、そしてフェラーリ・テスタロッサとモンディアルTカブリオレが登場します。
「007/ゴールデンアイ(1995)」ではフェラーリ355が冒頭から過激な走りを見せてくれますね(ジェームス・ボンド映画では、もっとも記憶に残るカーチェイスでもある)。
「ガムボール・ラリー(邦題は”激走!5000キロ”、1976年)」。
フェラーリ365GTBデイトナ・スパイダーのほか、シェルビー・コブラ、ポルシェ911、コルベット、カマロなど様々なスポーツカーが登場。
1984年の「カリブの熱い夜」。
ポルシェ911SCSカブリオレ、フェラーリ308GTSとのカーチェイスが見ものです。
1996年の「ザ・ロック」ではイエローのフェラーリF355スパイダーがカーチェイスの挙げ句、(気持ちがいいくらいに)廃車に・・・。
「ビバリーヒルズコップ2(1987年)」では、エディ・マーフィー扮するアクセル刑事がフェラーリ328GTSをドライブ。
「天使のくれた時間(2000年)」では、フェラーリ550マラネロが、 ニコラス・ケイジの築いた富の象徴として描かれています。
2003年の「フェラーリ」(これはまだ観たことがないので、いちど観てみようと思う)。
2013年の「ラッシュ / プライドと友情」。
こちらはロードカーではなくF1ではありますが、チーム運営の裏側なども見ることができ、興味深い作品でもありますね。
2019年の「フォード vs フェラーリ」もまたレース(ル・マン24時間)が舞台となっており、フェラーリの偉大さをうかがい知ることができる内容に。
これはまったく知らなかった「Il Tigre(1967年)」。
1964年の「ビバ・ラスベガス(ラスベガス万歳)」。
登場したのは(たぶん)フェラーリ250GTベルリネッタだったと記憶。
ちなみにぼくは楽曲の方の「ラスベガス万歳」が大好きで、この曲を聞くと、反射的に、村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」に出てきた、ラスベガス万歳を着メロにしているレクサスのセールスマンを思い出します。※正確にいうならば、ZZトップによるカバーのほうが好きだ
「華麗なる賭け(1968年)」にはフェラーリ275GTB/4 NARTスパイダーが登場。
スティーブ・マックイーンが登場するとなると、やはりこういったマニアックなクルマが「欠かせない」ようですね。
「栄光のル・マン(1971年))」もやはりスティーブ・マックイーンが主演しており、舞台がル・マン24時間レースだけあってフェラーリ512Sが登場し、ポルシェ917L(そのほか917K、908も登場)と戦いを繰り広げます。
「グラン・プリ(1966年)」。
BRMやフェラーリといった実在のチームが登場する作品で、実際にF1マシンを走らせて撮影した迫力の映像が話題の作品です(反面、ドライバーを一人の人間として捉えるなど、ヒューマンドラマっぽいところもある)。
「エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(2019年、現代は「The Art of Racing in the Rain」)」。
これは犬好きであれば涙腺が崩壊するたぐいの映画ですが、「エンツォ」は「エンツォ・フェラーリ」ではなくワンコの名前で、その飼主がレーシングドライバー。
劇中にはフェラーリ488GTB、フェラーリ250テスタロッサ、そのほかにも様々なレーシングカーが登場します。
フェラーリがオススメするTVシリーズはこちら
こちらはTVシリーズで、まずは「マイアミ・バイス(1984-1989)」。
テスタロッサが登場することで知られますが、これは現地インポーターの意向だったと言われています。
-
「マイアミ・バイス」に使用されたフェラーリが競売に。フェラーリ、ユニバーサルの証明書付
1980年代の人気TVシリーズ、「マイアミ・バイス」にて使用されたフェラーリ・テスタロッサがオークションに登場。 この個体は1986年モデルで2014年、2015年にも競売にかけられており、投機の対象 ...
続きを見る
こちらもTVシリーズ「私立探偵マグナム(Magnum P.I.、1980-1988年)」。
愛車としてフェラーリ308GTSが登場します。
フェラーリがオススメするドキュメンタリーはこちら
2017年のドキュメンタリー、「フェラーリ312B」。
これも観たことがなく、しかしフェラーリのオススメであれば「観ておかねばならない」一本ということになりそうですね。
2021年のドキュメンタリー、「シューマッハー」。
家族の目から見たシューマッハーも映し出されており、今までに知らなかった「皇帝」のいち面を知ることができる作品です。
合わせて読みたい、フェラーリと映画関連投稿
-
【競売】レプリカなのに4400万円で落札!なぜこの”フェラーリ250GTカリフォルニア”はそこまで高額に?
| それは「世界でもっとも有名なフェラーリのレプリカ」だから | オークションハウス、バレットジャクソンが開催した競売において、フェラーリ250GTカリフォルニアのレプリカがなんと邦貨換算約4400万 ...
続きを見る
-
映画「フォードVSフェラーリ」撮影のため製作された6台のうち、唯一公道走行が可能なフォードGTレプリカが販売!証明書も付属し高値での落札が予想
| しかもエンジン、トランスミッションは現代のものが搭載されて実際に乗るのに適していそうだ | ただひ「フォード」の文字は見えず、そこは「大人の事情」なのだと思われる さて、これまでには様々なフォード ...
続きを見る
-
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のフェラーリ・テスタロッサを(バーチャルで)レストモッド!エアロパーツにワイドフェンダー装着、この上なくアグレッシブなルックスに
| その名はフェラーリ「ウルフ」テスタロッサ | 全幅1980ミリのテスタロッサをワイド化すると、もう公道を走るのが難しくなりそうだ さて、誰がなんと言おうと間違い無いのが「テスタロッサはひとつのフェ ...
続きを見る
参照:Ferrari