| 24年も前のクルマの「あと付けツインターボ」はちょっと不安でもあるが |
ノーマル然とした外観、コンディションの良さは特筆モノ
さて、フェラーリ・テスタロッサはV12エンジンをミドシップに搭載するというレイアウト、そしてそのスタイルなど多くの特徴を持ち、1980年代のスーパーカーを代表する一台といっても過言ではありません。
ただしその出力は380馬力にとどまり、現代の水準からすると物足りないのもまた事実。
そこで今回「現代でも十分な水準のパワーを発生する」ツインターボ化されたテスタロッサが約2000万円という魅力的な価格にて中古市場へ登場してちょっとした話題に(すでに買い手がついたようだ)。
このフェラーリ・テスタロッサ「ツインターボ」はこんな仕様を持っている
そこでこのフェラーリ・テスタロッサ”ツインターボ”を見てみたいと思いますが、外観はいたってノーマル。
生産されたのは1998年、そして前のオーナーは2003年にこのテスタロッサを手に入れたのちにツインターボ化を行い、それに加えていくつかのアップデートを施したのだそう。
最大ブースト圧はブースト7psi、ボブ・ノーウッド「ステージ1」ツインターボキットによって、4.9リッター180度V12の出力を655馬力 / 793Nmまで引き上げていますが、「ステージ1」ということからもわかるとおり、まだまだ安全マージンを残しているのだそう。
これはノーマルからすると約1.5倍のパワーアップとなり、そのパワーを担保するためにトリプルディスククラッチや大径化されたブレンボ製ブレーキシステム、それを収めるための18インチホイールも装備されています。
リアのブレーキディスクはかなり大きく、ストッピングパワーはかなり向上していると考えられそうですね。
ホイールサイズはけっこうバランスがいいようにも思います。
エンジンルームには整然とターボが並ぶ
そしてこちらはツインターボ化されたテスタロッサのエンジンルーム。
ターボはエンジン後方に設置されています。
リアグリルからも2基のターボチャージャーを確認可能。
インテリアもやはりノーマル然としていますが・・・。
ブースト計が追加され、このクルマが「ターボチャージャー装着」であることを物語っていますね。
なお、ボディカラーはおなじみロッソコルサ、トランスミッションはもちろんマニュアル、そして走行距離はわずか8,438マイル(13,579km)。
改造されているとはいえ、そのコンディションやノーマル然とした外観を見るに、なかなか魅力的な選択肢だと言えそうです。
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参照:ebay