| このフェラーリ・コレクターはロレックスはじめ高級腕時計の販売にて財を成す |
テーラーメイドへのオーダー歴は複数回、自身の名が入ったワンオフモデルの製作も
さて、フェラーリコレクターとして高名な米実業家、デビッド・リー氏。
同氏は288GTO、F40、F50、エンツォフェラーリ、ラ・フェラーリという「ビッグ5」をすべてロッソにてコンプリートし、さらに今度はそのビッグ5を「イエローにて」再現しようとしている途中です(ただし288GTO、F40のイエローは当時作られていないので、イエローとなると再ペイント車両となってしまう)。
今回は自身のガレージに保管している数々のフェラーリコレクションを紹介していますが、その内容がなかなかに壮観だとしてちょっとした話題に。
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デビッド・リー氏のフェラーリコレクションはこんな内容
そこで同氏のコレクションをざっと見てみたいと思いますが、イエローの車両だとまずは365GTB/4(デイトナ)スパイダー。
生産わずか120台という希少車です。
最近納車されたばかりの296GTB”アセット・フィオラノ・パッケージ”。
かなり珍しい(通常のオプションの範囲で実現できるカラーリングだが、なかなか選ぶ人がいない)カラーだと思います。
F50、エンツォ・フェラーリのイエローはすでに入手済み。
これは相当に希少な250ルッソ・コンペティツォーネ。
こちらはF12 tdf”DKSL”。
ちなみにDSKLとは「デビッド・S・K・リー」を表しており、これは同氏がフェラーリにオーダーしたワンオフモデルであり、もちろん250ルッソ・コンペティツォーネをイメージしたもの。
両者を並べるとこう。
マットには「DSKL」の文字が刺繍され、ワンオフであることを示すプレート(自身の名前入り)が装着されています。
その他にはこんなフェラーリも
同氏はこのほかにも様々なフェラーリを所有しており、こちらは言わずとしれたビッグ5。
こちらは高度にカスタムされた488ピスタ・スパイダー。
デビッド・リー氏は「このクルマだけは手放したくない」と語っている一台です。
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デビッド・リー氏のうしろにあるのはちょっとシックなSF90ストラダーレ(ボディカラーはブルー・モンテカルロ)。
この車両はフェラーリのパーソナリゼーションプログラム、テーラーメイドにて仕上げられており・・・。
インスピレーション元はこの1969年製のフェラーリ365 2+2。
そしてちょっと面白いのはディーノ246GTS「改」。
モンツァ3.6EVOと名付けられていますが、F40のエンジンをスワップしている改造車であり、使用したパーツはすべてフェラーリの純正部品なのだそう(フェラーリのスペシャリストによってカスタムされているが、フェラーリ公認ではない)。
なお、ヘッドライトは希少な「カバー」つきです。
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そのほか同氏はいくつかクラシックフェラーリを所有しており、こちらは330GTS(100台しか生産されていない)。
275GTBの姿も。
ミハエル・シューマッハが5度目のドライバーズタイトルを獲得したF1マシン、F2002(とんでもなく価値がある車両だと思われる)。
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そのほかには812スーパーファスト、パガーニ・ウアイラの姿も。
ちなみに同氏はかつてフェラーリにラ・フェラーリ・アペルタの販売を断られたことがあり、その際にはフェラーリから別のブランドへと鞍替えしようとしたことも。
その際にはフォードに「自分は高名なフェラーリコレクターである」と売り込みをかけ、みごとフォードGTの生産枠を獲得した、とも語っています。
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ただし現在ではフェラーリとの関係を修復し、こうやって「イエローのビッグ5」を集めている最中ということになり、そのコンプリートが待ち遠しいところでもありますね(現在は812コンペティツォーネ、プロサングエの納車待ちらしい)。
フェラーリコレクターが自身のコレクションを紹介する動画はこちら
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