フェラーリSF90「VS」はこんなルックスに？予想CGが登場するも、実際にはもっと過激なクルマになる可能性もありそうだ

｜　フェラーリはスペシャルモデルにおいては常に予想の上を行く仕様を持たせてきた　｜

そして気になるのは実際にリアウイングが与えられるのかどうか

さて、ここ最近で「もっとも」頻繁に目撃されているフェラーリのプロトタイプがSF90ストラダーレのハードコアバージョン、「SF90VS（ヴェルシオーネ・スペチアーレ）」と目されるモデル。

フェラーリはそのスポーツモデルの末期にスペシャルモデル（スペチアーレ）として運動性能を大きく向上させたスパルタンなモデルを発表する傾向にありますが、直近だと「488に対する488ピスタ」「812に対する812コンペティツォーネ」といった車種が投入されていますね。

なお、現時点ではこの「VS」という呼称につき、あくまでも仮称にとどまっていて、実際に発売される際にはまた別の名称を持つことになるものと思われます。

新型フェラーリSF90VSはどんなクルマに？

そこで今回、インスタグラム上にて公開されたのがモナコ・オート・デザインによる「新型フェラーリSF90 VSの予想CG」。※ベースはフェラーリSF90スパイダー

これまでに目撃された試作車をベースにしており、フロントバンパーの変更に加えサイドステップがサイドに大きく張り出し、かつ車高が落ちて大きなリアウイングも装着済み。

いわば「定番」の変更がなされているともいえますが、488ピスタや812コンペティツォーネの例を見るに、フロントフェンダーやリアフェンダーにおいてもなんらかの変更が行われる可能性もありそうですね。

そして気になるのは「リアウイング」で、たしかにフェラーリSF90 VSの試作車を見るとリアウイングが装着されており、しかしフェラーリはこれまで市販車にこういった別体式のリアウイングを与えたことがなく、これがもし実現すれば大きな「転機」ということになりそうです。

現時点ではメカニズム的な変更内容についてはなんら判明していないものの、これまでのスペチアーレの例から見て「パワーアップ」に加えて冷却系や足回りの強化、エアロダイナミクスの効率化、そして車両制御システムのバージョンアップなどが施されるものと考えてよく、おそらくはその性能を飛躍的に向上させてくるものと思われます。

なお、ハイブリッドパワートレインの変更があるかどうかは「ナゾ」ではあるものの、いくばくかのパワーアップの可能性も期待でき（現在の環境規制を考慮すると、ガソリンエンジンのパワーアップを行うよりはエレクトリックパワートレインの出力向上のほうが容易だと思われる）、1015馬力を発生することになるランボルギーニ・アヴェンタドールの後継モデルに対して優位性を持たせることも考えられ、今年後半と言われる発表に向けて期待が膨らみます。

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参照：monacoautodesign