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【祝受賞】フェラーリ296スペチアーレが「スーパーカー」、F80が「ハイパーカー」部門にてトップギアの選出する「今年のベスト」に輝く

【祝受賞】フェラーリ296スペチアーレが「スーパーカー」、F80が「ハイパーカー」部門にてトップギアの選出する「今年のベスト」に輝く

Image:Ferrari

| フェラーリの「テクノロジー」、そして「エンジニアリング」が評価される |

フェラーリはテクノロジーを過剰に誇張せず、あくまでも「運転の楽しさ」のために使用している

さて、トップギアが毎年恒例の「BBC TopGear.com Awards」の勝者を公開し、フェラーリ296スペチアーレが「スーパーカー・オブ・ザ・イヤー」、フェラーリF80が「ハイパーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。

「BBC TopGear.com Awards」は世界で最も影響力のある自動車賞の一つだとされ、これは単なる性能だけではなく、革新性、デザイン、そして現代のモビリティに対する貢献度を総合的に評価するという非常に権威あるアワードです。

フェラーリ296スペチアーレ

まずフェラーリ296スペチアーレの受賞理由は以下の通り。

「296スペチアーレは、あらゆる主要な計測項目において、そしてアルゴリズムに左右されない多くの項目において、新たな基準を引き上げた。まさにアナログとデジタルの崇高な融合だ。」

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フェラーリ F80

そしてフェラーリF80については以下の理由が述べられています。

F80を初めて路上で目にした瞬間、あなたはきっとその魅力に虜になるでしょう。300万ポンド(約6億2000万円)以上のハイパーカーで期待を上回る車はそう多くありませんが、フェラーリF80はクールなネーミング、アルミ削り出しのトリム、そしてミッドシップ、さらにカーボンファイバーによるウェッジシェイプボディを装備しただけのクルマではありません。

「これは、最先端のハイパーカーエンジニアリングと純粋な情熱が融合したクルマなのです。」

フェラーリ
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栄光の「カー・オブ・ザ・イヤー」はBMW iX3

なお、2026年の「カー・オブ・ザ・イヤー(全車種総合)」に選ばれたのは、BMWの新型EV 、「iX3 50 xDrive」。

この受賞の理由としては「BMWが掲げる次世代プラットフォーム「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」を採用した最初のモデルであり、これはBMWブランド全体の変革を示すマイルストーンだから」。

BMW iX3
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審査員は「iX3は完全に新しい。バンパーからバンパー、地面からクラウド(デジタルサービス)に至るまで、全てが一新されている」とコメントしており、その革新性を高く評価しています。

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その他の注目すべき主要受賞車

TopGear.com Awardsでは、「カー・オブ・ザ・イヤー」、そしてスーパーカーやハイパーカーのほか、日常生活に密接に関わる重要な部門において革新的なモデルを評価しており、ここでその一部を見てみましょう(全体的に見て、業界を変革するテクノロジー、そしてそれがいかに人々の生活や楽しみに貢献するか、そして社会的意義が大きいかを重視しているようだ)。

Kia PV5 :新しい家族のカタチ

Kia(キア) PV5は「ファミリー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

  • 受賞理由: 汎用性、価値、デザイン、柔軟性のバランスが家族向け車両として理想的。
  • 背景: Kiaの「Platform Beyond Vehicle(PBV)」戦略に基づく初のフル電動小型商用車であり、モジュラーEVの新しい可能性を示している。
  • 共感ポイント: 家族にとって最も重要な「広さ、効率、柔軟性、そして価値」を高いレベルで実現しており、「新しい時代のファミリーカー」として多くの家族のニーズに応える。
KIA-PV5

Image:KIA

ヒョンデ インスター:手の届くEVの決定版

「スーパーミニ・オブ・ザ・イヤー」に選出されたのは「ヒョンデ インスター(Hyundai INSTER)」。

  • 受賞理由: クラスをリードする装備、効率性、そして優れた汎用性。
  • 特徴: WLTP航続距離が最大370km(ロングレンジバッテリー)と、コンパクトながらも日常使いに十分以上の性能を持ち、都市部での機敏な走行性能とコンパクトSUVのようなスタイリングを両立。
  • 共感ポイント: 「初めてのEV」や「セカンドカー」を探している人にとって、手頃な価格でありながらも最新のテクノロジーと十分な航続距離を提供し、「EVは高価」という常識を打ち破る。
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結論:2026年のトレンドは「革新実用性」の両立

TopGear.com Awardsの結果は、自動車業界が単なる電動化の波だけでなく、プラットフォームの根本的な刷新とユーザーの具体的なニーズへの対応を重視し始めたことを示しています。

「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したBMW iX3は「プレミアムセグメントにおける技術的革新」を象徴し、「ファミリーカー」部門のウイナーであるKia PV5や「スーパーミニ」の勝者となったヒョンデ インスターは”EVの実用性が一般消費者に深く浸透し始めた””EVが実際に使える乗り物になった”ことを証明しているのかもしれません。

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Image:BMW

これらの受賞車は、性能だけでなく、ライフスタイル、コスト、持続可能性といった多角的な要素でぼくらに新しい価値を提供してくれるものであり、今まさに「時代が移り変わろうとしている」のだと思われます。

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参照:TopGear

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