
Image:Porsche
| ポルシェはいかなるオーナーの要望も大切にしている |
極彩色の「クレイジーカーラー」をキーにて再現するのも面白い
- 隠れた贅沢: ポルシェの車両コンフィギュレーターの奥深くに、「キー」をカスタマイズできる機能がひっそりと存在する
- 究極の自己表現: 104,000円のオプションを選択するとカラー、素材、ステッチの組み合わせがほぼ無制限に
- 危険な自由: 選択肢が多すぎるため、ルビー・スター・ネオ、パイソン・グリーン、アクアマリン・ブルーなどを組み合わせた「世界一派手で趣味の悪い鍵」を意図的に作り出すことも可能
- 高額な遊び: キーだけで10万円以上という「遊び心」の代償が話題に
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ポルシェのコンフィギュレーターに潜む「魔のオプション」
さて、ポルシェは新型カイエン・エレクトリックを発表したところですが、そのカーコンフィギュレーターにてカスタムできるのが「キー」。
ポルシェは以前からカスタムキーを提供しているものの、カイエンEVのキーのカスタムバリエーションの幅が「これまでのレベルを超えている」として話題になっているわけですね。
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カスタムキーの3つのレベル
ポルシェは、このキーフォブのパーソナライズに3つの選択肢を用意しています。
| オプション | 価格 | 特徴 |
| 1.カスタム カラー塗装 車両キー(ケース付き) | 68,000円 | ・ペイントキー本体13色 ・レザーまたはレース・テックス素材のケース(1色) ・レザーまたはレース・テックス素材のランヤード(ストラップ / 7色)にステッチ(20色) |
| 2.カスタム カラー塗装 車両キー(ケース付き) | 68,000円 | ・レザーまたはレース・テックス素材のキー本体6色 ・レザーまたはレース・テックス素材のケース(17色) ・レザーまたはレース・テックス素材のランヤード(ストラップ / 7色)にステッチ(20色) |
| 3.パーソナライズ カスタム車両キー(ケース付き) | 104,000円 | ・レザー(12色)またはレース・テックス素材(1色)、あるいはペイント仕上げのキー本体(17色) ・レザー(12色)またはレース・テックス素材(1色)、あるいはペイント仕上げのキーボトム(17色) ・レザーまたはレース・テックス素材のケース(1色) ・レザー(12色)またはレース・テックス素材(1色)のキーケース+17色のピンストライプ ・ランヤード(ストラップ / 12色)にステッチ(20色) ・「PORSCHE」「Cayenne」「Turbo」のロゴ(5色) |
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「パーソナライズ カスタム車両キー(ケース付き)」では究極のカスタムが可能
上の表の「1」「2」でもけっこうなカスタムができるのですが、「3」になるとほぼ無限のカスタムが可能となり、こういった感じでランヤード(ストラップ)に文字をいれるようになったり・・・。
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キー上下、そしてキーケース(後ろ半分にかぶさっているケース)に入れるストライプ(画像だと緑)のカラーを変更することも可能になり・・・。
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とんでもないカラーのキーを作ることも可能です。
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もちろんモノトーン調のシブいキーを作ることもできるのですが、「(実車ではとうてい実現できない)クレイジーカラー」のキーを作ってみるのも面白いかもしれません。
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結論:贅沢とは「細部への執着」である
もちろん、このオプションは多くのオーナーが「自身のカイエンEVの美しく洗練された内装にマッチさせる」ために存在するものです、数千通りの組み合わせの中から、ボディカラーやシートのパイピングに完璧に合わせたキーを作り出すことができるもの。
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しかし、このキーフォブコンフィギュレーターが教えてくれるのは、ポルシェというブランドにおける「贅沢」の定義です。
それは、10万円以上を投じ、(オーナー以外の)他の誰も気にしない「手のひらに収まる細部」にまでオーナーの個性を反映させられる自由、そして執着。
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もともとポルシェのパーソナリゼーション部門「エクスクルーシブ マニュファクチュア」はオーナーの要望を満たすために始まったとされ、かつポルシェは創業当初からオーナーの夢を視覚化することを重要視しており、そのために「色」の多様性を大切にしています。
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そう考えるならば、このキーはポルシェオーナーにとって、単なるクルマの鍵ではなく、究極のパーソナライゼーションを追求した「手のひらの上の宝石」なのかもしれませんね。
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参照:Porsche





















