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【まとめ】アートカーにはどんなのが?ロールスロイス、ポルシェ、フェラーリなど多種多様

2016/12/27

ロールスロイスと南米のアーティスト、ロメオ・ブリットとのコラボ。世界一派手なロールス誕生

マイアミにて開催された「国際アート・バーゼル・フェスティバル」にて、ロールスロイス・ドーンのアートカーが公開に。
これはロールスロイスの現地ディーラーとブラジルのポップ・アーティスト(音楽ではなく絵画の方)ロメロ・ブリット氏とのコラボレーションによるものですが、なんとも派手なカラーリングに。

なお、このディーラー「Norman Braman」は世界最大規模となるロールスロイスのショールームを持ち、そこで12月末まで展示される、とのこと。
実際にラッピングを行ったのはカスタムカーで有名なMetro Wrapzで、このロールスロイス・ドーンの発表にあたってはアーティスト本人もポップながらのスーツで登場しています。

ロメロ・ブリット氏はディズニーとのコラボ、ペプシのキャンペーン等で有名ですが、今年の5月には日本でも展覧会を開催していますね。
作風としてはポップアートを基本にキュビスム(たしかにピカソの影響が見て取れる)、落書きと言った多用な要素をミックス。
パリとニューヨークとを行き来する多忙な生活を送っているとのことですが、このロールス・ロイス・ドーンの前にもアウディRS4、ポルシェ911、ボルボV50、ミニクーパーなどを同様にイベントのためカスタムしているそうです。


ビートルズのジャケットも手がけたピーター・ブレイクがワンオフのベントレーを製作

ビートルズのレコードジャケットも手がけたイギリスのポップアート界における巨匠、ピーター・ブレイク氏とベントレーがタイアップし、アートカーを製作。

今回ベントレー・コンチネンタルGT V8Sコンバーチブルをベースとしワンオフにて「まさにポップな」ベントレーを作成していますが、ブリティッシュ・レーシング・グリーン、そしてピンクやブルー、ブラックと大胆なカラーリングにてペイント。

内装も同様で、シートはそれぞれ異なるカラー(グリーン、ブルー、タン等)でトリミングされるようですね。
ステアリングホイールも4色、シフトノブはピンクなど運転するのが楽しくなりそうな配色を持っており、ドアシルプレート、ヘッドレストにはピーター・ブレイクのサインも入ります。

この車はグッドウッド・フェスティバルにて競売にかけられ、収益はすべて寄付される、とのこと。

BMWがラポ・エルカーンと三たびタッグ。80年代ポップアート調のi8を発表

BMWがi8のアートカーを発表。
デザインを行ったのはフィアットの御曹司、ラポ・エルカーン氏。
ラポ・エルカーン氏は自身のカスタム会社「ガレージ・イタリア・カスタムズ」を主宰しており、オリジナル、コレボレーション問わずカスタムカーを送り出しています。

主にはラッピングや内装のカスタムなど「見た目」に特化したカスタムを得意としていますが、これまでも過去に二回、i8とはコラボを行いアートカーをプロデュース。

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今回のi8については80年代のポップアートにインスピレーションを得たとのことですが、当時欧州を中心に活躍していたメンフィス・デザイン・グループのメンバーとミーティングを持ち、当時のテイストをi8に反映させた、とのこと。

なお内装も同様にポップなカラー、ストライプ、ドットやスイカ柄などが使用され、これまでのカスタムi8と比較してもその奇抜さは群を抜いていると思います。

まずはミラノのアート関係のイベントにて展示され、その後はニューヨークのイベントにて展示されるようですね。


BMW i3にもアートカー登場。80年代ポップアートをラポ・エルカーンがアレンジ

BMWがi8に続き、i3のアートカーも公開。
やはりラポ・エルカーン氏とのコラボレーションによるもので、80年代ポップアートを外装、内装に再現したものとなっています。
かなり奇抜な柄ですが、もともとi8、i3ともに奇抜なデザインを持つ車なので、意外と似合っている、と思います。

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なお、ラポ・エルカーン氏は過去に一度、BMW i3のアートカーを発表していますね。

外装はラッピングによるものと思われますが、インテリアはレザーやアルカンタラなどを使用した「張り替え」。
マットまでもオリジナルで作るという気合いの入りようとなっています。

ちょっと不思議なのは、なぜBMWがラポ・エルカーン氏を起用するのか、ということ。
ラポ・エルカーン氏はフィアット創業者一族の末裔であり、現在はフェラーリの役員を務めるなど、いわばBMWにとっては「ライバル関係」。

他にもアーティストはいくらでもいると思いますが、なぜここでラポ・エルカーン氏を、ということですね。
加えて同氏はアメリカ滞在中に薬物を使用したパーティーを行っている際にお金がなくなり、お金を持ってこさせようと「狂言誘拐」をでっち上げており、結果的に無罪となったものの、それでもこういった「お騒がせ」な人物を起用する必要があるのかどうか、という疑問に思うのです。

もし「お騒がせ」なところに価値を見出しているのであれば、BMWの話題の作り方には疑問を覚えますし、本来の道からは逸れているのではないか、と考えざるをえません。

なおBMWはアート関係のイベントには非常に積極的に協賛しており、日本でも「KYOTOGRAPHIE」に協賛し、i3をイベント用車両として提供していますね。

アートカーばりに派手なカラーを使用した「ヒップラップ」ケイマン


Ring Garageによるラッピング・ケイマン。
かなり派手なカラーリングですが、アートカーのようにキマっていると思います。
室内はロールケージが入っており、競技仕様になっていますね。

マイアミにて。アヴェンタドールとウラカンのアートカー


マイアミで開催されたイベント「Art Basel」にて、ランボルギーニ・ウラカン、ランボルギーニ・アヴェンタドールのアートカーが登場。
それぞれラッピングされ(ウラカンの一部は皮革調)、その上からペイントされているようです。

ウラカンを担当したのはRich B Caliente、アヴェンタドールを担当したのはAlex Mijares 。

前者は以前に23Kゴールドのキャリパーを手がけたり、レブロン・ジェームスのアヴェンタドールをラッピングしたりと有名な人物のようです。

西海岸ではこういったアートカーが好まれるようで、イベントやディーラーの企画によって様々なアートカーが披露されていますね。

ポルシェ911GT3RSにアップルコンピューターのラッピング。褪色加工がナイス

ポルシェ911GT3(991)をアップルコンピューターのスポンサーを受けて走ったポルシェ935K風にラッピング。
カラーは当時のアップルらしくブルー、パープル、レッド、オレンジ、イエロー、グリーンを使用。
ホイールはレッドとブルーにペイントするなど、けっこう思い切ったカスタムとなっています。

ただし「そのまま」ラッピングせずに「塗装が劣化」した状態を想定したグラフィックになっているのが面白く、キーも同じ意匠でラッピングされるなどそうとうにこだわった内容です。

なお一部ではこういった「劣化」もしくは錆風ラッピングが流行っていますが、調査したところかなり費用が高く、かつこれを行っているショップも非常に少ないのでなかなかチャレンジできないのが現状。
ラスト(サビ)カラーのフィルム自体は10メートルでだいたい3万円弱というところで、いっそ自分で貼ってみようかと考えることもあります。
なお、単にサビ風ラッピングを行うだけだと汚く見えてしまう恐れもあり、ラッピングの上からステンシルにてグラフィックをざっとスプレーしてやると雰囲気が出るかもしれません(できれば自分で柄を作って印刷したいと考えますが、費用面で難しい)。


今度はBMW i8だ。ガレージ・イタリア・カスタムズがイタリアを超えBMWとコラボ

BMWがガレージ・イタリア・カスタムズとのコラボレーションにて、「BMW i8フューチャリズム・エディション」を公開。
ガレージ・イタリア・カスタムズはフィアットグループの御曹司、ラポ・エルカーンが代表を務める会社であり、フィアットやアルファロメオのカスタム等を発表していますね。

今回はイタリアという枠やフィアット(FCA)という枠を超えてのコラボレーションですが、これはBMWがイタリアに輸入されるようになって50周年を記念したタイアップとのこと。

ボディにはイタリアのアーティストの作品をプリントしたラッピングを施しており、ただでさえ未来的なi8がさらに未来的に(作品自体は街灯を表現している)。

なおラポ・エルカーンはアパレルブランド(ハイドロゲン)とフィアットやランボルギーニ、ポルシェを結びつけたり、自身も「イタリア・インディペンデント」というブランドを就労したりという洒落者でも有名。
グループを超えてドゥカティの限定モデルの製作(スクランブラー・イタリア・インディペンデント)も行っています。

アストンマーティンがル・マン参戦車両にアートカーを選択

アストンマーティンがル・マンに参戦する「ヴァンテージGTE」をアートカーに仕立てあげ公開に。

ドイツ人アーティスト、Tobias Rehberger氏のデザインによるもので、四角いパターンを用いて全体を覆っています。
一歩間違うと永谷園のようになってしまいそうですが、色が違うだけでオシャレに見えますね。
デザイナー曰く「視覚的混乱を狙ったもの」とのことで、その効果は十分に達成できていると思います。

ラッピングや印刷技術の向上によって様々なグラフィックを車に施すことが可能となってきていますが、レースにおいても、このような美しい車がもっと増えてくれば、と思います。

フェラーリ458イタリアのアートカー。最近は普通に乗る人も

フェラーリ458イタリアのアートカー。

アムステルダムにて撮影されたもので、宣伝用のようですが、最近はこういったアートカーを普通に乗るケースもぼちぼち見られるように(先日もランボルギーニ・アヴェンタドール・ロードスターを普通に乗っているケースを紹介しましたが)。

NDロードスターがアートカーに。戦争で傷ついた人のサポートがテーマ

マツダとミッション・モータースポーツがコラボし、Race of Remembranceに出場する車両を製作。
車体のグラフィックが目を引きますが、これは第一次世界大戦から101年ということを意識し、戦争によって傷ついた兵士や家族に敬意を払っている、とのこと。

チャリティーグループも参加しており、なんらかの協力を行うのかもしれませんね。
車両自体はRace of Remembranceに参加し競技を行う、とのこと。

ドアを広げて写した画像が美しいですね。

ナイスなグラフィック。マイアミにてフェラーリ458のアートカー

フェラーリ458イタリアはそのシルエットの美しさからアートカーのベースとして選ばれることが多いようですが、今回もまたアートカー化されたフェラーリ458。

アートカーというと緻密な柄が多いようですが、この車両は大きな柄を用いており、かなりインパクトがありますね。


「アートフェア東京」にてランボルギーニ・ウラカンのアートカーが展示

3/17(金)より開催の東京アートフェアにて、コーンズさんによる「ランボルギーニ・ウラカンRWDスパイダー」のアートカーが展示中(コーンズさんのブログはこちら画像はコーンズさんのブログより)。
これはアーティストのスプツニ子!さんとのコラボレーションによるもので、ギャラクシーっぽい奥行きのあるデザインとなっています。

アートフェア東京は今年で10年を迎えるイベントだそうですが、様々な出展者が参加しており、なかなかに面白そうなイベントですね。

アートフェア東京は、古美術・工芸から、日本画・近代美術・現代アートまで、幅広い作品のアートが展示されるフェアとして、2005年から開催している、日本最大級の国際的なアートフェアです。
過去からつながるアートの文脈を示しながら東洋と西洋、今と昔をつなぐアートマーケットのプラットフォームとして、アートフェア東京は発展し続けています。

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