
| ランチア・ストラトスはボクにとって「欲しくても手に入らない手に入れることができないユニコーン」のひとつ |
できればランチアから正式にストラトスを復刻してほしいものだが
さて、今年夏に公開された新しい「ランチア・ストラトス復活プロジェクト」。
これはランチア公式ではなく「キスカ」なるデザインカンパニーが立ち上げたプロジェクトで、よって「ランチア・ストラトス」と名乗ることができないものの、そのデザインは明らかにランチア・ストラトスです。
そして今回、そのプロジェクトの追加情報が公開されており、ここでそれらを紹介したいと思います。
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キスカAPG-1はこんなクルマ
このクルマはキスカAPG-1と命名されていますが、キスカによると「真の欲求に根ざした、意欲的で感情的なブランドのコンセプト立案、デザイン、構築を示すコンセプトスタディとして構想された」。
ただしそこからプロジェクトを推し進め、単なるデザインスタディの域を出て実際に公道走行なクルマとして製作し、さらには販売するという計画を打ち出しています。

すでに以前の情報公開にてベースモデルにはKTM X-BOW GT-XRを使用することが明らかになっており、よって車体構造はカーボンファイバーモノコック、そしてそこへアウディ由来の2.5リッターターボ5気筒エンジンを搭載すると考えてよく、ノーマルのままとしてもこのエンジンは最高出力500ps/6,350rpm、最大トルク581Nm/5,500rpmのトルクを発揮することに。

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さらには7速デュアルクラッチトランスミッション、後輪駆動レイアウトとリミテッドスリップデフ、パワフルなブレーキシステム、プッシュロッドサスペンションシステムもMTM X-BOW GT-XRから継続すると考えてよく、つまりは相当に刺激的なクルマとなりそうです。
しかし単なるランチア・ストラトスのオマージュではない
ただ、このキスカAPG-1は単なるランチア・ストラトスへのオマージュではなく、このプロジェクトのヘッドデザイナーであるアラン・デロシエが、オリジナルのランチア・ストラトスからデザインのインスピレーションを得でデザインを行ったことは明らかではあるものの、そこには多くの独自要素が盛り込まれているように見えます。

ボディパネルはすべてカーボンファイバーにて構成され、盛り上がったフェンダーはランチア。ストラトスを彷彿とさせるもの。
ただし縦スリットを持つダクトはキスカのオリジナルだと考えてよく、リアセクションもまたキスカならではのデザインを持つように思えます。
ドアミラーの代わりに「カメラ」が装着されているものの、これは法規の関係にて実用的なドアミラーに置き換えられるかもしれません。

そして面白いのはリトラクタブルヘッドライトを持つことで、これはもちろん初代ランチア・ストラトスへのオマージュだと考えてよく、(現代の技術であればこの構造を採用する理由はないものの)あえてこのヘッドライトを採用したと考えていいのかも。
なお、そのサイズがかなりこぶりなのは注目に値するところでもありますね。

上から見るとヘルメットルーフ、Jカーブを描くサイドウインドウ、そしてその後ろにあるスポイラーというかバーのようなパーツもランチア・ストラトスを彷彿される部分(縦横比もランチア・ストラトスに近そうだ)。
全体的に見て、ランチア・ストラトスの特徴をよく捉えているように思われ、価格や発売時期、限定台数など不明ではあるものの、正式発表が待たれるクルマがまた一つ増えた、と考えています。