| 新型「ベイビーランボルギーニ」はこれまでになかった”V12モデルとの近似性”が盛り込まれるようだ |
細部を見る限り完成度は高く、そう遠くない将来に発表されることになるものと思われる
さて、これまでにも何度かランボルギーニ・ウラカン後継モデルのスパイフォトやスパイビデオが登場していますが、今回はランボルギーニ本社付近を走行するプロトタイプ(コードネームは LB63X)が捉えられています。
これまでに目撃された試作車と大きく変わりは無いように見えますが、ひとつだけ大きな変化があり、それはテールランプの一部が見えること。
今まではテールランプにガヤルドやアヴェンタドールを連想させる「Y」モチーフの偽装シートが貼られていたものの、その一部が外され、その下にある「実際のテールランプ」が見えているわけですね。
ランボルギーニ・ウラカン後継モデルは「立体的な」ランプを持つ?
そこでまずはテールランプから見てゆくと、どうやら「六角形の」細長いユニットが与えられ、その両端に6つのLEDが並べられており、これがポジションランプとブレーキランプとして機能しそう。
そしてその内側はウインカーとして点灯するようですね。
なお、この左右テールランプの間には、やはり「細長い六角形の」テールパイプがあり、これによってウラカン後継モデルのリアには「3つの」六角形が並ぶことになりそうですが、ガバっと大きく見えるリアタイヤについても要注目だと思います(もしかするとレヴエルトよりも露出しているかも)。
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一方でフロントについてはこれまでに目撃されたプロトタイプと大きく変わるところはなく、しかしフロントバンパー下部左右に内蔵された六角形のエレメントを見るに、「上半分が」ウインカーとして機能するように見えます(この六角形自体は全体がデイタイムランニングランプとして白く発光するようだ)。
そしてここで注目すべきは、テールランプ、この六角形のデイタイムラインニングランプともに「段差」が設けられていることで、つまり「平面、かつボディとフラッシュサーフェス化された透明レンズの下に発光ユニットが隠される」という今までの手法とは異なり、ランプを独立したひとつのユニットとして組み込んでいること。
とくにフロントでは、これまでヘッドライトの中に格納されていたウインカーやデイタイムランニングランプが「外に出る」ことになり、「横に細長い」ヘッドランプを獲得したことで大きく表情が変わりそうですね。
やはりウラカン後継モデルは「ウラカン・スーパートロフェオEVO2」似である
そして今回のスパイビデオを見て改めて思うのが「ウラカン後継モデルは、ランボルギーニのデザイナーであるミッチャ・ボルカート氏が示唆したとおり」ウラカン・スーパートロフェオEVO2からいくつかのデザインキューを受け継ぐこととなるもよう。
たとえば横長のヘッドライトはその最たる例で・・・。
横長テールランプも同様です(ただし光り方や構造は違う)。
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ただ、実際にはウラカン・スーパートロフェオEVO2よりもエッセンツァSCV12との類似性が「より強く」感じられ、こちらはエッセンツァSCV12のテールランプ。
そしてエッセンツァSCV12のフロントには「光る六角形」も。
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このほか動画ではサイドビューなども納められていますが、タイヤとの対比からしてかなりコンパクト(ウラカン同様)だと考えてよさそう。
エンジンフードなどはレヴエルトに近いデザインを持ち、これまでの「ベイビーランボ」ではあまり見られなかった「V12モデルとの共通性」が盛り込まれることになり、ランボルギーニはラインアップ各モデル間において、今まで以上に「共通性」を押し出してゆくのかもしれませんね。
ランボルギーニ・ウラカン後継モデルが走る姿を捉えた動画はこちら
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参照:Varryx