| デザイン的には従来型グラントゥーリズモに比較してずいぶんすっきりするようだ |
シルエットはよく似ていても、新型グラントゥーリスモはずいぶん(従来型と)変わって見えるのかもしれない
さて、マセラティは現在急速にエレクトリック化を進めており、MC20とグレカーレ以降に登場する新型車につき、「ガソリンエンジン搭載モデルとピュアエレクトリックモデルとの両方」を投入する計画を打ち出しています。
実際のところ、グレカーレについてはガソリエンジンモデルに加えてEV版の「フォルゴーレ」が同時に発表されており、MC20についてもいずれ電動モデル(フォルゴーレ)が追加されることもアナウンスされている、という状況。
そして今回はグラントゥーリズモ「フォルゴーレ」
そして今回動画に捉えられているのがフルモデルチェンジ版グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」で、これは世界初のプレミアム・エレクトリック・スポーツカーとなる見込み(たしかにハイパーカーを除くとエレクトリックスポーツは存在しない)。
動画を見ると、その姿は非常にクリーンそしてなめらかといった印象ですが、これはMC20にはじまるデザイン改革の流れを受け継ぐもので、縦長ヘッドライトなどはたしかにMC20風でもありますね(マセラティ自身も、MC20のデザインはその後のモデルに反映されると明言している)。
その反面、従来型グラントゥーリズモが持つ「エグいまでのセクシーさ」が失われてしまっているように思われますが、もしかするとマセラティはデザインを変更することで客層を入れ替えたいのかもしれません。
なお、グレカーレを見る限りだと、ガソリン版とフォルゴーレとの(外観上の)差異はさほど大きくなく、フロントバンパーとリアバンパー、そしてテールパイプの有無といった差異があるくらい(あとはエンブレム)。
そう考えると、ガソリン版のグラントゥーリズモも今回目撃されたフォルゴーレと大きく差はないものと思われます。
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マセラティは電動モデルであっても「走り」を追求?
そして今回このグラントゥーリズモ「フォルゴーレ」が目撃されたのはニュルブルクリンクであり、つまりマセラティは電動モデルと言えどもガソリン車同様の走りを追求しているということになるのかも。
さらにはフルバケットシートを装備してかなり本気でもあり、ここははかの自動車メーカーのEV開発姿勢とは大きくことなるところですね。
現時点ではこのグラントゥーリズモ・フォルゴーレについてわかっていることは多くはなく、ウワサレベルだとガソリン版ともども新設計のプラットフォームへと移行し、3つのエレクトリックモーターを積んで最大で1200馬力を発生すると言われます。
エレクトリックモーターはおそらくフロントに一つ、リアに二つという構成になるものと思われ、つまり4WDということになりますが、0−100km/加速は3秒以下、最高速は306km/h(おそらくはリミッターの介入を行わないようだが、EVでリミッター制御を行わない例は珍しい。これを行わないと一気にバッテリーが消耗してしまう)、バッテリーパックは800Vだというウワサ。
そして気になるのは価格ではありますが、当然ながら安くはないはずで、「台数を狙った」モデルではないのかもしれませんね。
マセラティ・グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」がニュルを走行する動画はこちら
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参照:CarSpyMedia