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驚愕!パガーニは2025年以降、SUV製造を考えている!なお2026年以降はピュアエレクトリックへと移行

2019/08/29

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| 現在のエンジンを使用できるのは2026年まで |

欧州における環境規制が厳しいのは御存知の通りで、それは排気音や排気ガス両面において厳しい基準が設けられています。
そしてそれは年々厳しくなり、つまり自動車メーカーに対して「ガソリンエンジンをもう作るな」というのとイコールだと考えて良さそう。

たとえば最近は「フェイクサウンド(車内のスピーカーから、ニセのエンジン音を流す)」が多くのクルマで採用されていますが、それは前向きな「ドライビングプレジャー」という理由よりは、後ろ向きな「規制によって音を出せなくなったので、せめてこれでカバーを」という理由が主なものなのかもしれません。

さらには、現状の出力を維持するのも難しく、パワーアップどころではない、という声も聞かれます。

もはや「ピュアエレクトリック」にしか未来はない

そして、以前では「除外」されていた少量生産メーカーとて規制から逃れることはできなくなり、今回パガーニは「それは2026年が限度」だとも語っています。

つまり、2026年までパガーニはなんとか現在のV12ツインターボエンジン(メルセデスAMG製)を使用できるものの、それ以降は別の手段を用いなければクルマを存続させることができなくなり、それが「ハイブリッド」なのか「ピュアエレクトリックなのか」ということですね。

そして、少量生産メーカーにとってキツイのは「技術開発に支払うコスト」。
たとえば「ハイブリッド」の開発にお金と時間をつぎ込んだとして、いずれハイブリッドすらも販売できない時代が来ると思われ、となるとそのときには「ハイブリッドの開発にかけたお金と時間は無駄」に。

ハイブリッドも禁止された先にはもう「エレクトリック」しか道はなく、であれば少量生産メーカーは「ハイブリッドを飛ばしてピュアエレクトリック」開発を目指す、というのは当然の成り行きかもしれません。

パガーニの未来は「ピュアエレクトリックとSUV」

実際に「ハイブリッドを飛ばす」というメーカーもいくつかあり、パガーニもそのひとつ。
ウアイラ後継モデル(コードネームC10で知られる。2022年登場予定)はまだガソリンエンジン、つまり現在のメルセデスAMG製V12ツインターボを採用することが決定しているそうですが、パガーニCEO、オラチオ・パガーニ氏によると、同時に”フルエレクトリックモデル”も用意する、とのこと。

ただ、ガソリンエンジンモデルとフルエレクトリックモデルとで同一のプラットフォームを使用しないとも述べており、これらは「別モデル」となる可能性も。

2026年までV12ツインターボを使用する一方でピュアエレクトリックモデルを投入する意図については定かではありませんが、その先「スムーズに」ピュアエレクトリックへと移行するためのモラトリアムなのか、もしかするとメルセデスAMGが2026年を待たずしてエンジンの供給を停止してしまうことを懸念したのかもしれません。

パガーニはSUVの夢を見る

そして今回始めて出た話が「パガーニがSUVを製造する可能性」。
2025年以降、パガーニは大きくその方向性を変えるとしていて、現在SUVについて検討しており、すでにパガーニのコレクターと(パガーニ社とが)SUVの可能性について話し合った、とのこと。

そして、このSUVが登場するにしても、パガーニを名乗るからには「3億5000万円以上」になるとのことですが、判断を難しくしているのは「顧客の年齢層」。
欧州だと50代が中心で、北米とアジアでは「ずっと若い」中心年齢層となり、もちろん年齢層の相違は見解の違いを生むことになって、まだまだ結論は出せないようですね。

VIA: Autocar

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