積極的に特許取得中のマツダ。ローターリー以外にボディパーツも
マツダはエンジン(ロータリー/レシプロ)関連にて積極的に特許を取得しているものの、最近では「ガルウイング(正確にはスワンスイング)」ドアの特許を申請するなど、ボディ外側に関する構造にてついてもアクティブに動いています。
そんなマツダですが、今回は「テールエンドに格納されるリアスポイラー」に関するパテントを申請していることが明らかに。
見た目スッキリ、デザイン重視?
今回出願された特許を見るに、ふだんはリアエンドに該当スポイラーが「格納」されており、(おそらく)一定速度になるとこれが出てきてエアロダイナミクスを改善する模様。
↓上から見るとこんな感じ
これが「後部にせりだす」ことで「ロングテール」同様の効果をもたらすことができると思われますが、さらにこれの位置や角度が上下することで「可変」ダウンフォース発生装置として機能するようですね。
↓拡大図。洗車しにくそうですがカッコイイ
新型スポーツカー、「RX-9」に採用か
強力なダウンフォースは高速走行時において車体を安定させるのに役立ちますが、言い換えるとダウンフォースは空気抵抗ということになるので、「不要な時」はこれを発生させない、もしくは「必要なときに必要なだけ発生させる」ことが目的だと言えそうです。
↓後ろから。この図のテールランプはなんとなくRX-7風?
ただ、わざわざ複雑な構造を用いてこの位置に装着する「必要性」は機能の観点からは「薄く」、しかしこの構造とするマツダに取っての必要性とは「デザイン」なのだと思われます。
↓側面から。かなりデザインには期待できそう
先日「ガルウイング」ドアのパテントを申請したことでも分かる通り、マツダは「これまでになく」外観にこだわってきているということがわかりますが、ドアともども今回の特許も「新型スポーツカー」に採用されるもので、しかもそのスポーツカーは「これまでのマツダにはない」デザインを持つ、ということなのかもしれません。