| そのビルドクオリティは非常に高く、素晴らしいクルマに仕上がっている |
インドネシアのカスタム市場はアツかった
さて、東南アジアにはけっこう熱いカーガイが存在することが知られていますが、今回はインドネシアからポルシェ935風に改造されたマツダRX-7が登場。
これはリバティーウォーク、そして現地のカスタムショップであるアートカスタムワークス、さらにはウエストコーストカスタムズのデザイナーであるムサ・リオ・チャホノ氏とのコラボレーションによる作品だと紹介されています(現在インドネシアではカスタムカーイベントが開催されているようだ)。
このマツダRX-7は500馬力を発生
このマツダRX-7についてはインスタグラムそしてYoutubeへの投稿によって詳細が公開されることとなっていますが、まずこのワイドボディはリバティウォークがリリースしている「LB-Super Silhouette MAZDA FD3S RX-7」を装着したもの。
このボディキットはシルエットフォーミュラを意識したワイドボディ、そして大きなフロントスポイラーにリアウイングといった特徴を持ち、FD3S用のキットだと2,495,900円にて販売されています(このほか、フェラーリ458イタリア、ランボルギーニ・ウラカン / アヴェンタドール / ムルシエラゴ、R35 GT-R用などがラインアップされている)。
そして搭載されるエンジンは13Bロータリー、しかしビッグシングルターボへの換装等によって500馬力を発生している、とのこと。
エンジンルーム内まで(視覚効果を狙って)カスタムしているところを見ると、インドネシアにはアメリカのチューニング市場に近い性質があるのかもしれません。
サスペンションはエアリフト製、ブレーキはブレンボ製。
ホイールはマットブロンズ仕上げの5スポーク(スリットが多数入り、かなり軽そうである)。
車高はべったりと落ちているようですね。
そしてリアにはとんでもないサイズのリアウイング。
ちなみにリアウイングはリバティウォーク製ではなくムサ・リオ・チャホノ氏のデザインによるもの。
ヘッドライトはリトラクタブルを維持しています(固定式へと変更しなかったところは高く評価したい)。
インテリアは比較的FD3Sの雰囲気を残しており・・・。
割とシンプル(ゴチャゴチャと追加メーターなどが装着されていない)。
マツダRX-7は「プアマンズ・ポルシェ」と呼ばれたものだが
なお、マツダRX-7は(FC3S世代まで)”プアマンズ・ポルシェ”なる不名誉極まりないニックネームで呼ばれることがあったものの、FD3Sを「ポルシェ風」としてしまったところはけっこうなユーモアセンスが感じられるところ。
FD3Sはコンパクトなロータリーエンジンをさらに低くマウントすることで「フロントエンジンとは思えない」ほどの低いボンネットを実現していますが、そのために(リアエンジンレイアウトを採用する)ポルシェ935風への改装は比較的容易だったのかもしれません。
「マツダRX-7をポルシェ935風に」というのは、もとはといえば(キットを開発した)リバティウォークのアイデアでもありますが、アートカスタムワークスではさらにポルシェ935を強く意識しているようにも。
参考までに、このボディカラーは1970年代のレーシングカー(どのレーシングカーなのかはわからない)にインスピレーションを得たものだと紹介されています。
ちなみに本物のポルシェ935はこんな感じ(様々なバリエーションがある。実際にシルエットフォーミュラにも参戦していた)。
テール、リアウイングにも様々な仕様が存在します。
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ポルシェ935風へとカスタムされたマツダRX-7を紹介するインスタグラム / Youtube投稿はこちら
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参照:indonesiamodificationexpo(Instagram), artcustomworks(Instagram), Arief Muhammad