次期GT-Rは現行R35 GT-Rのデザインを継続する?しない?
CGデザイナー、イーノック・ガブリエル・ゴンザレス氏が「次期GT-R(R36)」のレンダリングを公開。
このレンダリングは現在のR35 GT-R、GT-R50 byイタルデザイン、コンセプト2020ヴィジョン・グランツーリスモ、さらには現在日産車が採用するデザインとをミックスしたもの。
今回のレンダリングは「R35 GT-Rの延長」
フロントは現行モデルの面影を色濃く残し、しかし日産が推し進める「Vモーショングリル」をさらに強調。
ヘッドライト、フロントフードはとくにR35 GT-Rとの関連性が強くなっています。
サイドだとヘッドライト下部からサイドへと伸びるガーニッシュがなかなか新鮮。
Aピラーからルーフにかけてのラインも現行GT-Rをイメージさせるものですが、Cピラーは「フローティング」構造を持っており、これは現在日産が好んで用いるデザインでもありますね。
リアも現行R35 GT-R風のリアウイングを持ち(しかしさらに立体的に)、テールランプはコンセプト2020ヴィジョン・グランツーリスモっぽい形状。
現行R35 GT-RはこれまでのGT-Rとのデザイン的関連性がほとんどなく、唯一あるとすれば丸四灯のテールランプくらい。
これはスカイライン時代から続くGT-Rの伝統とも呼べるもので、GT-Rと名乗る以上「外せない」ものだと考えています。
次世代GT-Rについてはまだまだ白紙?
次期GT-RはR35 GT-Rと同様のデザインを持つことになるのか、それとも「すでに10年以上」が登場から経過しているR35のデザインを捨てて全く新しいデザインを採用するのかは不明。
しかしいずれにせよ、現行R345 GT-Rのように、「何にも似ておらず」10年経っても変わらぬ魅力を発揮する車であってほしい、と思います。
なお、次期GT-Rは現在のところ「ほとんど何も決まってない」と思われ、かつカルロス・ゴーン元CEOの逮捕でさらに不透明になったと思われます。
これまでも日産は公的に「コンセプト2020ヴィジョン・グランツーリスモ」「GT-R 50 by イタルデザイン」といったGT-Rに関連するモデルを公開しているものの、前者は「純然たるコンセプトモデルであって、次期GT-Rを示唆するものではない」、後者は「R35 GT-Rの延長線上にあり、次期GT-Rとは関連性がない」とコメントされており、つまり今のところ次期GT-Rについては「やっぱりわからない」ということになりそうですね。