| DIYながらもこれだけの技術を持つ個人がいたとは |
なんとトヨタ86をEVにコンバートした猛者が登場。
このツワモノはドイツのフィリップ・シュスター氏なる人物で、ガソリンエンジン含むパワートレインを(トランスミッション除いて)そっくり日産リーフのそれと入れ替えてしまったようですね。
つまり動力源は日産リーフのモーターそしてバッテリー、トランスミッションはトヨタ86ということになりますが、クラッチにはホンダ製を使用していると報じられています。
EVコンバートの様子も動画で公開
そして同氏はEVへと改造する様子を掲示板上にて動画を添えて公開していますが、けっこう「DIY感満載」で、漏電なんかは大丈夫なのかと思ったり。
もちろんここまで思い切った作業を行うということはそれなりの自信があるということなのでしょうね。
こちらがそっくり入れ替えられたモーターとインバーター。
たしかに相当な技術を持っているようです。
充電はかつて給油口であったところから。
裏面はこんな感じ。
むき出しのケーブルがちょっと怖いですが、もちろん完成後にはちゃんと処理されているのだと思われます。
スペックについては2014年式のリーフそのままとなり、バッテリーは24KWh、出力は200馬力。
日産リーフの中古価格は「激安」であることが報じられていますが、これを2台ほど買ってきて「リーフ二台分のバッテリーを突っ込んだ」エレクトリック86を作ったりすればかなり面白いクルマができそう。
トヨタ86は非常に高いポテンシャルを持ちながらもエンジンの非力さがたびたび指摘され、スーパーチャージャー化やターボ化を行う人も多く、しかしこういった「エレクトリック化」はまた別の、新しい「解決策」なのかもしれません。
こちらは「エレクトリック86」がフル加速を行う動画。
低速〜中速の加速はかなりのもので、最高速は215km/hのようですね。
動画ではタコメーターも作動していますが、これが実際のモーターの回転数を表すのかどうかは不明です。
VIA: InsideEVs, openinverter.org, whichcar.com.au
ほかにはこんな「EVコンバート」も
なお、EVコンバートは今後注目されるカスタムの一つで、メーカー純正だとジャガーが「Eタイプ」を直々にエレクトリック化するプロジェクトをスタートさせています。
そのほか、シボレー純正ではありませんが、ジェノベーションが「コルベットのEVコンバージョン」を発売していますね。
【動画】コルベットベース、800馬力、MTも選べるピュアEV”ジェノベーションGXE”。自身の記録を塗り替え「EV世界最速記録」を樹立
そのほかハチロク、VWバス、デロリアン、ポルシェなど様々なクルマが個人によってEV化されている模様。
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