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日産自動車がイヴァン エスピノーサ新社長のもと第126回定時株主総会を開催。残念ながら具体的な新型車計画については言及されず

日産自動車がイヴァン エスピノーサ新社長のもと第126回定時株主総会を開催。残念ながら具体的な新型車計画については言及されず

| 日産自動車、第126回定時株主総会を成功裏に開催。株主からは注目の質問も |

なぜか「企業としてのスポーツ活動」に関する質問も登場

2025年6月24日、日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区)がグローバル本社にて第126回定時株主総会を開催。

この総会には1,071名の株主が出席し、3時間6分にわたる活発な議論が交わされることとなっていますが、今回の株主総会では、今後の日産自動車の経営方針や戦略に関する重要な議題が審議され、かつ株主からの質問もあったといい、日産がその内容について一部を公開しています。

株主からの主な質問と企業への期待

総会では16名の株主が発言し、多岐にわたる質問が経営陣に投げかけられ、特に注目されたのは以下の質問事項。

•新CEOの業績回復に向けた決意や覚悟:イヴァン エスピノーサ社長をはじめとする新経営陣が、今後の業績回復にどのようにコミットしていくのか

•パートナーやサプライヤーとの協業:ルノー・日産自動車・三菱自動車アライアンスなど、既存のアライアンス戦略やサプライヤーとの連携強化が、今後の競争力にどう影響するか

•今後の新ビジネス:電動化への取り組み(「日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』」など)や、新型EVセダン「N7」、新型「日産リーフ」のような新商品の発表が進む中で、どのような新たなビジネス展開を考えているか

•ガバナンスの強化:企業統治の透明性や健全性を高めるための具体的な取り組みについて

•日本や米国における商品と販売の戦略:主要市場での競争力を維持・向上させるための戦略について

•新規採用等の人財戦略:持続的な成長を支えるための人材育成や確保に関する戦略について

•企業スポーツ活動:企業イメージ向上や従業員の士気向上に寄与する企業スポーツ活動の重要性について

•役員の退任時報酬、社外取締役の責任など、役員報酬やガバナンスに関する具体的な質問も

2025_AGSM-21

これらの質問は、日産自動車が現在直面している課題や、今後の成長に向けた期待を反映していると言え、特に、2025年5月13日に発表された経営再建計画「Re:Nissan」23や、同日に発表された2024年度決算23を踏まえると、株主からのこれらの質問は、今後の経営方針に対する強い関心を示すものです。

今後の日産自動車に期待されること

残念ながら今回のプレスリリースでは「株主からの質問への回答」、そして「具体的な新型sた」については明確に記載がなされておらず、おそらくニューモデル計画については別の機会に公開がなされることとなるのかも。

日産
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加えて、今回の株主総会で示された株主からの声は日産自動車が目指す「Nissan Ambition 2030」の実現に向けた重要な指針となることも間違いなく(とくにガバナンスに関する事項)、新CEOのリーダーシップのもと、承認された議案の実行、そして株主からの質問に対する真摯な対応を通じ、日産自動車がさらなる企業価値向上と持続可能な成長を実現していくことに期待が高まります。

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参照:日産自動車

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JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

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