| あまりに普通になった市販モデルに拍子抜け |
レクサスはジュネーブ・モーターショーへ新型SUV「UX」を展示すると発表しており、そのティーザー動画もすでに公開済み。
加えて今回追加にて動画を公開していますが、その外観や内装がはっきりとわかる内容となっています。
正直言うと、「コンセプトカーからかなりおとなしくなってしまった」という印象があり、パっと見た印象はNXにも通じるものに。
エントリーモデルなのに落ち着いている?
ただし車体がコンパクトな分、スピンドルグリルが「巨大」に見え、最近のレクサスにしては「やや丸みを帯びた」という印象も。
ヘッドライトもNXやRXとは異なって「まだ普通」のデザインとなっており、「あまり攻めてこなかったな」という感じですね。
なお、レクサスの最近のデザインについては「消費者がついてこれない」というアメリカ市場のクレームもあったようで、それを受けて「普通」になったのかもしれません。
UXはレクサスのSUVにおいて「エントリー」を担うことになると思われますが、それを考えるに「もうちょっと革新的な」、つまりコンセプトモデルと同様のデザインで出したほうが良かったのでは、という気も。
たとえばBMWは「X2」、アウディは「Q2」においてターゲットを「年に住む若年層」に定め、ほかのXシリーズやQシリーズのメインターゲットとなる「ファミリー」から切り離して(斬新かつ若々しい)独自デザインを与えていますが、レクサスもUXにおいては同様の手法を採用すべきであったかもしれない、と考えています(エントリーモデルであるUXのほうが、上位モデルのNXやRXより落ち着いた印象となっている)。
内装は「マルチレイヤー」デザイン。
もちろんUXコンセプトにあった「ホログラム」はなく、やはり普通な感じですね。
レクサスUXにおいてはコンセプトはこんなクルマ
なお、コンセプトモデルとしてパリ・モーターショーで発表された「UXにおいてはコンセプト」はこんな感じ。
このコンセプトカー、そしてトヨタC-HRではうまく後部座席のドアノブが隠されていますが、市販モデルのUXでは「ドアハンドルが露出している」というのも大きな差異ですね。
テールランプの「横一直線」は市販モデルにも採用されているものの、ディティールはかなり普通に。
lexus uxコンセプトモデルでは過激だったインテリアも市販モデルではトーンダウン。
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