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今度は豪州トヨタから。「86消滅という話がどこから来たのか知らないが、次期86は存在する。スープラの弟分となるだろう」

2019/02/09

しかしながら出力はスープラ超えという矛盾をどう解決?

先日「次期86はない」と報じたベストカーですが、これには世界中のトヨタが猛反発。
まずはアメリカトヨタのスポークスマン、ロン・キノ氏が「ベストカーの報道は看過できるものではない。すでに新型86/BRZは開発に取り掛かっている」と発言。

そして今回はオーストラリアのトヨタ法人の公報であるブロディ・ボット氏が「日本のメディアの話はどこから来たのかわからないが、新型86は開発にかかっている」と述べています。

なお、現時点では「それ以上」の話はわからず、よってエンジンなどのスペックについても情報はゼロ。

次期86もやはりスバル主導の開発に?

ただ、明白なのはトヨタとスバルが再びタッグを組むということで、しかし気になるのは現在のスバルBRZ/トヨタ86のように「ほぼ同じ」モデルとなるのか、トヨタGRスープラ/BMW Z4のように「ドライブトレーンとプラットフォーム以外は異なる部分が多いクルマ」となるのか。

「86がスープラの弟分になる」という発言から見ると、トヨタは86の開発にコストをかけることはできず(スープラSZよりもけっこう下の価格に設定しないとバランスが取れない。日本市場のみ、エントリーグレードのスープラに”2リッター4気筒エンジン”が搭載される)、よってコストをスバルに負担させる形になるのでは、と考えています。

そしてエンジンについては現行の2リッター水平対向4気筒のほか、スバルの「2.4リッター水平対向4気筒ターボ(240馬力)」「2.5リッター水平対向4気筒NA(184馬力)」の可能性があるものの、スープラSZの出力が197馬力であることを考えると、そして「パワー」が重要視されるスポーツカーということを考えると、スープラSZの出力を大きく越えることは許されず(現行86/BRZでもスープラSZよりも高出力。ただしスープラはターボエンジンなのでトルクが大きく、そのぶん加速に優れる)、2.4リッターターボエンジンを積むのは難しいのかもしれません。

となるとやはり現行の2リッターNAエンジンを継続して搭載し、できるだけ価格を抑えて「トヨタのスポーツカーにおけるエントリーグレード」として機能させるのかもしれませんね。

ただ、世界的な販売を考えると、現行86/BRZは「パワー不足」が指摘されているため、次期86/BRZではこれに対応するためにマツダ・ロードスターやWRX STIのように「海外仕様のみ排気量の大きなエンジン」を積む可能性も。


スープラSZ86(GTリミテッド)
ボディサイズ 全長4380ミリ
全幅4380ミリ
全高1410 ミリ
全長4240ミリ
全幅1775ミリ
全高1320 ミリ
重量 1450 キロ1240 キロ
エンジン2リッターターボ
(直4)
2リッター
(水平対向4気筒)
出力197馬力207馬力
トランスミッション8AT6MT
駆動方式FRFR
乗員2名4名
0-100km/h加速6.5秒7.4秒
価格500万円くらい?318万円

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