| ハリアーでもRAVでもC-HRでもない「新しい選択肢」 |
トヨタが新型車「カローラ・クロス」を発表。
現在のところタイのみでの販売ですが、トヨタによると「順次、導入国を拡大してゆく」とのこと。
なお、外観は「カローラ」と名がつくもののカローラらしさはなく、ちょうど「ヤリス」に対する「ヤリスクロス」のようなポジションや関係性ですね。
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おそらく「カローラ」の名を冠するクロスオーバーは初ではないかと思われますが、トヨタいわく「カローラは常にその次代のニーズや地域のニーズに合わせて進化してきた」と述べており、今回のカローラクロスも”時代にあわせて進化”したひとつの形なのだと思われます。
カローラクロスのコンセプトは「COROLLA MEETS SUV」
このカローラクロスは「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに開発されており、期待を超える「車格感+ユーティリティ」の両立を目指した、とのこと。
採用されるプラットフォームはGA-C(TNGA)で、これによって上質な乗り味と静粛性を実現したと述べ、ラゲッジスペースについても「クラストップレベル」だとしています。
外観については、ヤリスクロス同様に樹脂製のクラディングを前後バンパー、サイドステップそしてフェンダーアーチに与えることでワイルドな印象を演出。
Aピラーの付け根には小さなガーニッシュがあり、そしてCピラーの構造を見るに、現在トヨタが力を入れている「2トーンルーフ」も後々設定されることになりそうですね。
フロント先端はやや下がっていて、RAV4やライズとは異なり、スタイリッシュでスポーツカー的な印象もあり、細長いヘッドライト、力強いグリルがなかなかの存在感を醸し出しているように思います。
前後バンパー下部にはロックガード風の加飾つき。
ヘッドライト、デイタイムランニングランプはLED。
サイドにはけっこう複雑なプレスラインが用いられているようですね。
前後フェンダーは「張り出し」を強調したデザイン。
ボディカラーは「セレスタイトグレーメタリック」「プレミアムホワイトパール」「アティテュードブラックマイカ」「メタルストリームメタリック」「レッドマイカメタリック」「ネビュラブルー」「グラファイトメタリック」の7色。
オプションパーツもけっこう揃っており、グリルフレーム、サイドガーニッシュ、Cピラーガーニッシュ等が用意されています。
ボディサイズは全長4,460ミリ、全幅1,825ミリ、全高1,620ミリ。
パワートレーンは「ガソリン」「ハイブリッド」の二種があり、ガソリン仕様だと1.8リッター140PS、ハイブリッドだと1.8リッターガソリンエンジン(98PS)+エレクトリックモーター(72PS)によってシステム合計出力122PS。
トランスミッションについてはガソリン車がスーパーCVT-i、ハイブリッドでは電気式無断変速、駆動方式はFFのみ。
トヨタ・カローラ・クロスのインテリアはこうなっている
そしてこちらはカローラクロスのインテリア。
トヨタによると、「見晴らしの良い空間と、十分なヘッドクリアランス」が確保されているようですね。
加えてアイポイントが高く、ブラインドスポットも低減。
メーターはデジタルとアナログとのコンビを採用(これはハイブリッドモデルのメーター)。
荷室容量は487L。
ちなみに後部座席の開口部は「子どもを抱えての乗降」を考慮して広く取るなど、使い勝手を重視した作りを持つ模様。
タイでの価格は959,000バーツ(邦貨換算で約330万円)~に設定されており、C-HRよりも「ちょっとだけ」安い価格帯に位置し、新しい選択肢として人気を博することになりそうですね。
参照:Toyota, Toyota Thai