| 新型タンドラはダッジやフォードといったライバルよりも高い人気を誇りそうだ |
それにしても、トヨタはオンロード、オフロードともに思いっきり攻めてくる
さて、トヨタがタンドラのカスタムカー「デザートチェイス・タンドラ」を発表。
これはタンドラTRD ProをベースにしたSEMAショー向けのコンセプトカーですが、実際にデザートレースに参加するサポートカーからインスピレーションを得ている、とのこと。
見た目とにかくワイルドといった印象ですが、ブリスターフェンダーを特徴とするワイドボディキットを装備し、37インチのジェネラル・グラバーX3タイヤを装着した18インチ鍛造アルミホイールが外観上の大きな特徴。
加えてチューブラー式フロントバンパー、ロングトラベルサスペンション、電動可倒式リジッドライト付きカスタムロールケージなどを装備しています。
サポートカーとしてあらゆる装備を実装
このデザートチェイス・タンドラはオフロードレースにサポートカーとして活動することを想定しているため、ベッド(荷台)にはオフロードレーサーが必要とするあらゆるものが装備されている、とのこと。
具体的には、カスタムマウントされたオフロードジャッキ、15ポンド(6.8kg)のCO2ボトル、燃料と水の容器、そして2本のスペアタイヤとARBトレッドプロ・リカバリーボードまでも。
ちなみにこのライトは電動にて折りたたむことが可能。
このデザートチェイス・タンドラのボンネット内には3.5リッターV6ツインターボ、ニッケル水素バッテリー、そしてエレクトリックモーターをエンジンと10速オートマチックトランスミッションの間に配置した新型パワートレイン「i-Force Max」を搭載。
これによって最高出力437ps(326kW/443PS)、最大トルク583lb-ft(790Nm)を発揮します。
そして驚くべきは、これらカスタムの多くがTRD製の純正パーツにてなされているということで、このデザートチェイス・タンドラに装着されているもの、そうでないものを含めると、タンドラ用としてはTRDリフトキット(咲いて地上高が66mmアップし、アプローチアングルが5度、デパーチャーアングルが1度、ブレークオーバーアングルが2度改善)、TRDスキッドプレート、TRDアルミキャストランニングボード、TRDオフロードホイール&タイヤパッケージ、ベッドエクステンダー、折りたたみ式トノカバー、ベッドマット、ダッシュカム、スイング式収納ボックスなどのアクセサリーも多数(100種類以上あるらしい)用意している、とのこと。
デザートチェイス・タンドラのインテリアはこうなっている
そしてこちらはデザートチェイス・タンドラのインテリア。
レッドを基調にしていますが、このシートはよくよく見ると「いくつかのレッドにてトーンを変えた迷彩柄」。
車外にはライトがたくさんあるため、それらをコントロールするスイッチ類も。
そのほか、TRDオフロードパッケージを装着したタンドラも
そしてこちらはTRDオフロードパッケージを装着したタンドラ(リミテッド)。
このオフロードパッケージには電動ロック式リアディファレンシャル、マルチテレインセレクトシステムのほか、クロールコントロールとダウンヒルアシストコントロールなどが含まれ、これはこれでかなりなカスタムが施されているのですが、上のデザートチェイス・タンドラに比較するとかなり地味に見えますね。
こちらに積まれるエンジンはハイブリッドではない3.5リッターV6ツインターボ、そして最高出力389ps(290kW / 394PS)、最大トルク479lb-ft(649Nm)を発揮し、従来の5.7リッターV8よりもパワフルなスペックを持っています。
デザートチェイス・タンドラを紹介する動画はこちら
参照:TFLnow